犬がタオルや毛布に頭を突っ込む理由

1.落ち着くから

犬は野生時代穴蔵を住みかとしていました。仲間たちと体をくっつけて寝ていたので、広い空間よりも体が壁に接するくらい狭い空間にいると落ち着きます。

タオルや毛布の中は親きょうだいと身を寄せ合っていたときの感覚に似ています。犬が布類を被って寝たがるのはそのためと考えられます。

2.好きなニオイに包まれていたいから

犬は大好きな飼い主や自分のニオイがついたものを好みます。留守番のときや初めての場所に行くときは、使い慣れたタオルや毛布があると落ち着いてくれる犬もいますね。

使い慣れたタオルや毛布には好きなニオイがついている上に、フワフワした感触も気持ち良いので、自ら突っ込みたくなるのでしょう。

3.照明や日光がまぶしいから

犬は薄暗い狭い空間を好み、寝床が明るすぎるとストレスを感じることもあります。人間にも明るすぎると眠れない人がいますね。

犬が前足で顔を隠して寝ることがありますが、このとき犬は照明や日光がまぶしくて遮っていると考えられます。

タオルや毛布に頭を突っ込んでいる仕草も、光を遮ることが目的と考えられます。フワフワの感触も気持ち良いので、よく眠れるのでしょう。

4.寒いから

冬になると布団に潜りこんで寝る犬は多いです。現代の犬は大半が室内で生活しているので寒さに弱く、暖をとるためにタオルや毛布が欲しくなるようです。

犬の顔は体に比べて毛が少なく、特に鼻はむき出しなので冷たくなります。犬が丸まって尻尾で鼻を覆っている姿はよく見かけますね。

寒くてタオルや毛布に頭を突っ込む犬は、まず1番冷たい部分を温めようとしていると考えられます。

寒い季節には犬が散歩から帰ってきたらすぐに休めるよう、部屋を温めておいてあげてください。

注意すべきポイント

犬がタオルや毛布に頭を突っ込んでいるとき、飼い主は次のような点に注意しなくてはいけません。

呼吸がおかしくないか確認する

素材によりますがタオルや毛布には通気性があり、犬も息苦しければ頭を突っ込んだままにはしません。

しかしパグやフレンチブルドッグのように呼吸がしづらい犬は、長時間変な姿勢で寝ていると呼吸困難を起こす可能性があります。

短頭種や呼吸器疾患のある犬がタオルや毛布の中で寝ているときは、きちんと呼吸をしているかたまに確認しましょう。

飼い主が犬を踏まないようにする

犬が寝る場所はソファや床など、住環境によって変わります。犬がソファで寝ていたら飼い主は上に乗らないように、床では踏まないように気をつけなくてはいけません。

犬がタオルや毛布を被っていたら目立たなくなるので、油断していたら飼い主は気づかず踏んでしまうかもしれません。犬を踏んでケガをさせないよう気をつけてください。

犬が高所から落下する

犬がタオルや毛布を被っていると視界が悪くなり、ソファの上などで寝ていると落下することがあります。小型犬の場合は高所なので落下すると骨折する危険性もあります。

犬が高所で寝ていたら落ちないよう、飼い主は気をつけて見守りましょう。

まとめ

犬の寝床の好みは様々で、フワフワした感触が好きな犬もいれば、硬い場所が好きな犬もいます。筆者の愛犬はクッションよりも硬い畳が好みです。

睡眠は人間と同じく犬の健康に繋がります。犬が安全で快適な睡眠をとれるよう、寝床を整えてあげてください。


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情報提供元: わんちゃんホンポ
記事名:「 犬が『タオルや毛布に頭を突っ込む理由』4選 主な心理とは?注意すべきポイントも