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「うちもしている!」と共感できるものから「えー!!」と驚く習慣まであるでしょう。
例えばどんなことが習慣となることが多いのでしょうか。
体力があるわんちゃんはお散歩を習慣としているご家庭も多いと思います。
しかし、お散歩の時間帯や回数は様々です。
また、担当する人がだれかで時間帯が変わったり、もしかしたらご近所のわんちゃん仲間と時間を合わせている方もいるかもしれませんね。
他にも、排泄は必ず外ですると決めているわんちゃんは、わんちゃんが催促をしたら散歩をするようにする場合もあるでしょう。
食事はどのように食べていますか?
わんちゃんはわんちゃんで独立してご飯を食べるケース、足元で飼い主さんがご飯を食べてからわんちゃんにも与えるケース、飼い主さんのごはんのおこぼれを待つケースなど様々でしょう。
グルメなわんちゃんは、飼い主さんのごはんと同じものは食べるけれど、ドッグフードを食べなくなってしまったという話を聞くこともあります。
基本的に、わんちゃんの消化機能から、1日2回のご飯を食べているわんちゃんが多いと思いますが、体が小柄なわんちゃんや一度に食べられるご飯の量が少ないわんちゃんは、1日3回から4回くらいに分けて食べている子もいます。
回数や時間帯に関しては正解はありません。
おうちのわんちゃんの体質や、食欲などの様子を見ながら調整すると良いと思います。
お留守番のときはどのようにしていますか?
お留守番をさせないようにしているというご家庭、飼い主さんのお仕事などの都合で毎日お留守番をさせるご家庭など様々です。
お留守番をすること自体、悪いことではありません。
しかし、お留守番中の習慣がトラブルにつながることもあるので注意が必要です。
完全にフリーな状態でお留守番にする、最近販売されているカメラを設置してフリーにする、お留守番中はお部屋で過ごしてもらうなど、その子の性格や行動パターンに適したお留守番方法があります。
きっと習慣と言われて、それぞれの飼い主さんが思い浮かぶ我が家の習慣があると思います。
どのようなことには気を付けなければいけないのでしょうか。
散歩に関する認識はわんちゃんや飼い主さんにとってどのようなものになっているでしょうか。
散歩は筋力をつけ、体力やストレスを発散させ、わんちゃん自身が過ごす社会環境に適応するためにもとても大切なことではありますが、必ず行わなければならないものではありません。
1日何回すればよいというものではなく、その子の健康状態や性格などによって行う頻度や時間などを決めることが大切です。
わんちゃんがお散歩を好きでも、健康状態や天候、飼い主さんの事情によっていけない場合もあります。
逆も同様で、飼い主さんが責任感から行かなければならないと思っていても、わんちゃんの健康状態や天候によってわんちゃんを危険にさらしてしまうのであれば、お休みする必要があります。
どうしても行きたいとわんちゃんが催促をしてしまうことも、しつけが関連するトラブルにつながる場合があり、排泄をお散歩でしかしないなどの事情で飼い主さんが無理をしてお散歩に連れていくことにより、わんちゃんの健康状態が悪化する場合もあります。
飼い主さんの食べ物を共有することで肥満につながる危険性があります。
また、催促をして、飼い主さんが与える関係性ができてしまっているとしつけの面でも、飼い主さんの言うことを聞かなかったり、わがままな行動をするようになったりしてトラブルにつながる危険性があります。
そして一番の問題が、歯周病や歯石の付着などのトラブルにつながる可能性です。
欲しがったものやおすそ分けをする際に、飼い主さんが口に含んで与えているご家庭も多いのではないでしょうか。
この習慣は、本来わんちゃんの口腔内に存在するはずのない細菌が繁殖するきっかけとなり、歯周病や歯石の付着などにつながる危険性があるため、絶対にお勧めできません。
お留守番をすることは寂しい思いをさせてしまうのでよくないことなのでは?という意見を聞くこともありますが、お留守番は悪いことではありません。
しかし、分離不安などのお留守番が苦手な子を無理やりお留守番させるということは大きなストレスになる危険性があるため、徐々に慣らすことや問題行動につなげないための相手もを使用するなどの準備が必要です。
また、いたずらが大好きな子、盗み食いが大好きな子、自分だけの時間が好きでお留守番が得意な子など様々です。
いたずらが大好きな子や盗み食いが好きな子をフリーな状態にしてしまうと、誤食や感電などの致命的なトラブルにつながるリスクもあります。
おうちのわんちゃんとの習慣がトラブルにつながる危険性があるものだった飼い主さんもいるかもしれません。
どんなに信頼関係のある習慣だったとしても、トラブルになってしまってはいけません。
ではどのように改善をしたらよいのでしょうか。
私自身もそうなりがちですが、飼い主さんは一生懸命その子と向き合うあまりに、その時点でのわんちゃんのことだけを考えがちです。
今その習慣が問題なくわんちゃんにとっても楽しいものとなっていても、数年後、わんちゃんの健康状態によっては害となるものになったり、大きなストレスを与えるものになってしまう危険性もあります。
例えば、人間のごはんのおいしさを知っていても、健康のために療法食を食べる必要が生じる場合や、お散歩が好きで、排泄もお散歩で行っているけれど、関節のトラブルや安静が必要な疾患でお散歩ができなくなる場合などが挙げられます。
その場合でも適応できるよう、大きな問題やストレスとなり得る習慣は今から改善しておくことや行わないように心がけることがおすすめです。
飼い主さんがわんちゃんを愛する気持ちはとても大きいものだと思います。
しかし、私たち人間とわんちゃんの体のつくりはもちろん異なり、全く違う性質を持つため、同じことを行うと、お互いにトラブルにつながる危険性があります。
わんちゃんが私たちと同じ量の人間のご飯を食べると、もちろんカロリーオーバーや脂質や当分のとりすぎで健康面で問題となる場合があり、口腔内に私たちの口の中に存在する細菌を与えてしまうと問題となる可能性が高いです。
逆に私たち人間がわんちゃんたちから感染症をもらってしまう危険性もあります。
同じ時間を過ごす中でも、食器の共有は避けたり、それぞれの落ち着ける場所をきちんと確保することも大切です。
わんちゃんは本来は野生で生活していたこともあり、身体能力もとても優れています。
飼い主さんが一緒にいるときは、飼い主さんの目もあり、触ってはいけなさそうなものには触れなかったり、落ち着いて過ごしている場合が多いかもしれません。
しかし、目を離すときは、触ってはいけないものなどに好奇心が向くことも多く、触れないように場所を変えたり、ゲートを作ることをおすすめします。
そんな時、普段はおとなしい子でも、執着したり、必死で目的を達成しようとするといつもよりも大きな力を発揮できてしまうものです。
いろいろなケースを想定し、致命的なトラブルにつながらないように対策をとりましょう。
今、飼い主さんとわんちゃんにとって信頼関係を深めるための習慣であっても、わんちゃんにとって問題となってしまう危険性のある習慣もあります。
おうちのわんちゃんの性格や、今後起こり得るトラブルを考えてみましょう。残すべき習慣と、見直すべき習慣が見えてくるはずです。
習慣の改善には、一人だけでなくご家族全員の協力が必要な場合もあります。
家族の一員であるわんちゃんのために、今のわんちゃんとの生活、これからのわんちゃんとの生活を話し合ってみると良いかもしれません。