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基本的にごはんを食べた後はわんちゃんが落ち着きやすいため、このサイクルを利用してクレートトレーニングを進めるのもいいでしょう。
食事後に2~3時間ほど休憩を取ったら、軽い運動や遊びができるようにフリーの時間を取ってあげましょう。(必要な場合フリーにする前にトイレに連れて行ってあげるとベストです)
子犬は遊びの中で成長に必要なあらゆることを学んでいきます。
そして、お散歩が十分できていれば運動量は問題ありませんが、わんちゃん自身が自分で動きたいように動ける時間はお散歩では得られない良いリフレッシュになります。
ただし、フリー時間が長すぎると人との生活に支障が出ることもありますので、目安は20分くらいにしましょう。
自由に動ける範囲も、予め決めておきます。
コンセントや人のごはん、嚙んでほしくないものなどがある場所へは入らないように制限するか、片付けるようにしましょう。
フリーの時間が終わったらクレートに戻します。
短い時間で基本的なトレーニング(おすわり、待て、来いなど)を行うことも効果的です。
子犬の頃は、人との生活の中での正解が分かりません。
その為、強く叱るようなことはせず、おやつやおもちゃを使ったポジティブな強化を使って教えていきます。
飼い主さんがうまくしつけを進められていれば、理解力が高まってきたタイミングでおやつやおもちゃなどのご褒美は必要なくなります。
純粋に飼い主さんが行うコミュニケーションが犬にとっての褒めや叱りの代わりになります。
朝と同様にごはんをあげます。
子犬はたくさんの睡眠が必要ですので、都度静かな場所でしっかりと休ませてあげましょう。
可能であれば、他の犬や人と触れ合う時間(お散歩やドッグランなど)を設けます。
他の犬や人への社会化は子犬の成長に非常に重要です。
とはいえ、むやみやたらに犬や人に合わせてしまうと相性の問題もあるため拗れてしまうかもしれません。
その問題を防ぐために、犬慣れしている子や、犬が好きで扱いが分かってる人にお願いするようにしましょう。
それでもうまくいかない場合は、犬の交流に長けているプロに見てもらいながら社会化を進めることをお勧めします。
お散歩や遊びを終え、少し時間を空けてごはんをあげます。
寝る前に再度自由時間やトイレ時間を設けてあげましょう。
クレートで休ませてあげます。
今回お伝えしたルーティンは基本的にクレートで過ごすことを想定しています。
よく『クレートに入れる時間が長いと可哀想』と言われていますが、決してそんなことはありません。
自由な時間を取ってあげることは大切です。
しかし、自由にさせすぎたことでクレートに入ることがストレスになったり、飼い主さんのお困りごとが増えるようでは逆効果です。
長い時間自由にして、わんちゃんが状況に飽きてきたとき、上記のような学習が進みやすくなります。
細かく自由時間やお散歩、遊び時間などを取ってあげることができれば量としても充分です。
以上のように、子犬のお世話は成犬と違い、繊細な対応が求められます。
必要なことを回数で分けて行うイメージです。
個体差によって理想のルーティンは違いますので、飼い主さんはわんちゃんに合ったお世話に対応できるよう、できるだけ時間を確保してあげてくださいね。