犬が『かくれんぼ』をしたがる5つの理由 習性や心理、トラブルを防ぐための対処法を解説
犬がかくれんぼをしたがる理由
ふと気がつくと、愛犬の姿が見えなくなっていることはありませんか。そんなときは、名前を呼んでも出てきてくれないのではないでしょうか。
家具の下や裏に隠れていたり、いつもは入ることのないケージやクレートで休んでいたり、(どうしてそんなところに!?)と、思いもよらない場所から出てきたりすることがあります。
(かくれんぼなんて教えていないのに…)と思われたのではないでしょうか。犬は教えなくてもかくれんぼができます。犬はかくれんぼが得意な動物なんです。
1.薄暗く狭い場所にいると安心できる
犬がかくれんぼをしたがるのは、薄暗く狭い場所にいると安心できるからです。
ギリギリ体が入るかどうかの狭い家具の下や裏でかくれんぼをすることがあります。シューズボックスの下、クローゼットの中、押し入れや物置の中に隠れることも好きなようです。
もしもケージやクレートでかくれんぼをしないのであれば、薄暗くない(明るい)こと、狭くない(広い)ことが理由かもしれません。
愛犬がくつろぎやすいようにと、大きく広いケージやクレートを用意すると、使ってくれないことがあります。犬が好むのは、薄暗く狭い空間だからです。
2.休むときは視界をシャットアウトしたい
犬がかくれんぼをしたがるのは、休むときは視界をシャットアウトしたいからです。
犬が野生で暮らしていた頃は、巣穴を掘って寝床にしていました。光の入らない空間だったのではないでしょうか。
その名残りによるものなのか、今でも視界をシャットアウトしなければ、リラックスした状態で休むことができない犬もいるようです。
飼い主の目に届く範囲で休んでほしいときは、ケージやクレートを布で覆い、視界をシャットアウトしてあげることで、気に入って使ってくれるようになることがあります。
3.包まれることで暖かく安心できる
犬がかくれんぼをしたがるのは、包まれることで暖かく安心できるからです。
取り込んだばかりの洗濯物の山でかくれんぼをすることがあります。ふんわりとした感触のする衣類に包まれることで暖かく、安心できるからです。
自分のブランケットや毛布でかくれんぼしたり、飼い主のベッド(布団)でかくれんぼしたりするのは、ふんわりとした感触が好きなこと、温まりたいこと、安心したいことが理由なのでしょう。
4.好奇心で入ってしまった
思わぬ場所に好奇心で入ってしまい、自力では出られなくなってしまったとき、飼い主がかくれんぼをしているのだと勘違いしてしまうケースがあります。
自力で出ることができなくなってしまうことは、大変危険なことです。空気や酸素が十分でない場所である場合、酸欠になってしまったり、呼吸困難になってしまったり、パニックを起こすかもしれません。
温度や湿度の高い場所である場合には、犬が熱中症になってしまうことだってあるでしょう。
立ち入ってほしくない場所のドアはしっかり閉めておくこと、ペットゲートを設置しておくなど、犬が危険な目に遭わないための対策をしておきましょう。
5.飼い主の関心を惹きたい
犬がかくれんぼをしたがるのは、飼い主の関心を惹きたいからです。
飼い主が何かに夢中になっているとき、構ってもらえないとき、要求が通らないときなど、飼い主の関心を惹くために、わざとかくれんぼをすることがあります。
過度に反応したり、過度に構ったり、飼い主の関心を惹こうとする愛犬に振り回されないよう注意しましょう。名前を呼んで自ら来ないのであれば、放っておいてもよいと思います。
まとめ
犬がかくれんぼをしたがる理由を5つ解説しました。
- 薄暗く狭い場所にいると安心できる
- 休むときは視界をシャットアウトしたい
- 包まれることで暖かく安心できる
- 好奇心で入ってしまった
- 飼い主の関心を惹きたい
かくれんぼは、「遊び」と思われるかもしれませんが、遊び意外にも犬がかくれんぼをする理由があります。
愛犬が隠れて出て来ないときは、探さない方が良い場合も、放っておいて方が良い場合もあります。
かくれんぼする愛犬の気持ちを読み取って対応することが大切です。
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