犬が飼い主に『背中を向ける』意味や心理とは 信頼されてるから?良好な関係を築く方法まで
犬が飼い主に『背中を向ける』…意味や心理を紹介
愛犬が遠く離れた場所で背中を向けているとき、わざわざ隣にやってきたのに背中を向けているとき…犬が飼い主に背中を向ける行動には、どのような意味や心理が隠されているのでしょうか。
信頼していることの表れ
基本的に犬は信頼している相手にのみ背中を見せます。理由は、もしも信頼していない相手に背中を向けてしまうと襲われる危険性があるからです。
つまり、犬が飼い主に背中を向ける行動には、少なからず「あなたを信頼しています」「あなたは僕に危害を加えないよね?」という信頼の気持ちが表れています。
安心感を求めてくつろいでいる
愛犬が飼い主の隣にやってきて、おしりをくっつけるように背中を向けて腰を下ろすことはありませんか。これは安心感を求めてくつろぎにやってきていることが多いです。
信頼できる飼い主の隣に腰を下ろすことで、飼い主の体温や匂いを感じながらリラックスすることができます。
また、飼い主に背を向けた状態で腰を下ろす行動には、「こっちは自分がみているから、飼い主さんは反対を見ていてね」という群れをなす動物としての本能が関係していると考えられています。
背中を撫でてほしい
隣にやってきて背中を向けるときは、「背中を撫でてください」と甘えていることも多いです。犬には触れられて気持ちいいと感じる場所があり、そのうちの1つに背中が該当します。
背中を毛並にそって優しく撫でてあげることで、スキンシップにマッサージ効果も期待できるので、隣にやってきて背中を向けてきたときは、ぜひ背中を優しく撫でてあげてください。
怒りを鎮めて落ち着いてほしい
愛犬が何か悪さをして叱っているとき、愛犬が背中を向けるように体を横向きに姿勢を変えてみたり、顔を背けたりすることはありませんか。これは、相手に体の側面や背中を向けることで「こちらに敵意はありません」「これ以上怒らないで」という気持ちを伝える行動です。
叱られていることを理解しているからこそ「これ以上怒らないで」「もうわかったので、やめてください」と飼い主に訴えかけているのでしょう。延々と説教すると過剰なストレスを与えてしまうので、早めに説教を切り上げましょう。
今は構わないでほしい
飼い主から離れた場所で背中を向けている場合、あるいは飼い主が呼びかけても背中を向けて反応しないときは「今は構わないでほしい」という意思の現れです。
犬も1匹で静かに過ごしたいタイミングがあります。わざわざ飼い主から離れた場所にいるということは、誰にも構われずに1匹で過ごしたい心理の表れなので、そっと静かに遠くから見守ってあげてください。
愛犬と良好な関係を築くために心がけるべきこと
愛犬と良好な関係を築くためには、以下のポイントを必ず守るように心がけてください。
- なるべく愛犬の前では常に落ち着いた態度を心がける
- 一度決めたルールは一貫して守り通す
- ボディランゲージから愛犬が求めていることを察する
- 「構わないで」サインには遠くから見守って
犬と良好な関係を築くためには、基本的なボディランゲージを覚えることをおすすめします。まずはストレスを感じているときに見せる行動や仕草、あるいは甘えたいときに見せる行動などを把握しましょう。
愛犬が「今どのような気持ちか」を理解し、その気持ちに対して正しい行動をとることで、より愛犬と良好な関係を築くことができます。
まとめ
いかがでしたか。犬が飼い主に背を向けるのは、飼い主に対して強い信頼感があるからこそです。しかし、離れた場所に移動しているときや呼びかけに応じないときは「放っておいて」という意思表示なので、しつこく構わずにそっと見守ってあげましょう。
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