犬への『いってきます』の挨拶が不要と言われる3つの理由 愛犬の心理を知って配慮することを心掛けよう
犬への「いってきます」の挨拶が不要と言われる理由
出かけるとき、愛犬にどんな言葉をかけていますか?
「いってきます」と挨拶する飼い主は多いと思います。自然と出る言葉なのではないでしょうか。
愛犬に何も声をかけずに出かけるなんて考えられないですよね。しかし実際は、犬への「いってきます」の挨拶が不要だとされています。
飼い主に「いってきます」と挨拶される愛犬の気持ちを知れば、その理由に納得できるかもしれません。
1.嬉しい言葉ではない
犬へのいってきますの挨拶が不要と言われるのは、「いってきます」が犬にとって嬉しい言葉ではないからです。
飼い主と離れなければならないことを知る言葉です。ひとりきりでお留守番しなければならないことを知る言葉です。犬にとっては不安や恐怖を感じる言葉なのです。
飼い主と離れること、家にひとりきりになることは、犬にとって不安や恐怖を感じることです。「いってきます」は、その気持ちをさらに強めてしまう恐れがあります。
飼い主の一言が犬の不安や恐怖を煽ってしまうのであれば、言わない方がいいのです。
2.期待することがない
犬へのいってきますの挨拶が不要と言われるのは、犬にとって、期待することがない言葉だからです。
お留守番中のイタズラがなくならないのは、不安や恐怖の気持ち、不満な気持ち、退屈な気持ちを発散しているからです。
「いってきます」の一言が、イタズラの原因を作っているかもしれません。
どうしても何か一言声をかけてから出かけたいのであれば、「帰ったらお散歩に行こうね」「後でおやつ食べようね」「新しいおもちゃ買ってくるね」など、犬が期待できる言葉がよいのではないでしょうか。
お留守番することも、飼い主を待つことも、何かひとつ期待できることがあれば、犬にとっての苦痛が軽減されることがあるかもしれません。
3.飼い主が帰ってくる保障がない
犬への「いってきます」の挨拶が不要と言われるのは、犬にとって、飼い主が帰ってくる保障がないからです。
犬にとっての「いってきます」は、飼い主が家にいないこと、そばにいないことを明確にする言葉であり、別れの挨拶なのです。
飼い主がいってきますと言うことには、「仕事が終わったらすぐに帰ります」という気持ちが込められていますが、そのような事情まで犬が理解することは難しいです。
犬が飼い主の帰宅を大興奮で大喜びするのは、別れた飼い主との再会を喜ぶ姿なのかもしれません。
まとめ
犬への「いってきます」の挨拶が不要と言われる理由を解説しました。
- 嬉しい言葉ではない
- 期待することがない
- 飼い主が帰ってくる保障がない
「いってくるね」「すぐ帰るからね」「待っててね」は、よくかけてしまう言葉なのではないでしょうか。
犬へのいってきますの挨拶が不要と言われる理由を考えると、どのように愛犬に配慮したらいいのか、悩まれてしまうかもしれません。
急に言葉をかけなくなってしまうと、いつもと違う飼い主の様子に不安や恐怖を感じてしまう犬もいるのではないでしょうか。
挨拶って、犬と人の間でも難しいものですね。
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