犬が『不快な場所』だと感じる6つの条件とは その理由と飼い主が意識すべきポイントまで解説
犬が「不快な場所」だと感じる条件
犬の室内飼いが一般的になってきた最近ですが、屋内は人間をメインに設計されている場合が殆どの為、犬にとっては「不快な場所」もあるでしょう。
ただし、不快な場所の条件は犬それぞれ違うため、愛犬にとっての不快な場所の条件を知ることが飼い主にとっては非常に大切です。
また、普段いる室内のみならず、連れていかなければならないお出かけ先も犬にとっては「不快な場所」である可能性も。
そこで今回は、犬が「不快な場所」だと感じる条件について解説します。残念ながら条件に合致してしまうエリアがあれば、愛犬のストレスを溜めないためにもすみやかに対策しておきましょう。
1.室内の温度が高い
犬が「不快な場所」だと感じる条件は、室内の温度が高いことです。
犬にとっての快適な室内の温度は、22℃~25℃とされています。25℃を超える室内は、犬にとって不快な場所である可能性があります。
ただし、犬が不快または快適だと感じる室内の温度は、季節・外気温・湿度・犬種・年齢・健康状態などによって異なるため、愛犬にとっての不快または快適な室内の温度を知り、調整する必要があります。
2.室内の湿度が高い
犬が「不快な場所」だと感じる条件は、室内の湿度が高いことです。
犬にとっての快適な室内の湿度は、40%前後とされています。60%を超える室内は、犬にとって不快な場所である可能性があります。
犬にとっての快適な室内であるためには、温度が22℃~25℃、湿度が40%前後であることが理想だということです。
季節の変わり目は温度も湿度も変化しやすく、1日の中で急激に変化することもあります。愛犬が体調を崩す原因にもなるため、室内温度計でこまめにチェックしながら調整しましょう。
3.見知らぬ人や犬が大勢いる
犬が「不快な場所」だと感じる条件は、見知らぬ人や犬が大勢いることです。
落ち着きがなくなり、ソワソワとしたり、興奮したりすることがあります。体調を悪くし、嘔吐や下痢をすることがあります。
パンティングが激しくなるという特徴があるため、愛犬の呼吸が荒くなってしまったときは、その場を離れるようにしましょう。
よだれが大量に出てしまうほどパンティングが激しくなってしまったときは、チアノーゼなどの症状を引き起こす危険もあります。早急にその場を離れ、静かな場所へ行き、落ち着くまで安静にしましょう。
4.初めて訪れる場所
犬が不快な場所だと感じる条件は、初めて訪れる場所だということです。
お出かけに慣れている犬も、初めて訪れる場所は不快に感じやすいものです。不安や緊張、警戒する気持ちがあるからです。
また、ルーティンとは違うことが起きたとき、強い不安や緊張を感じ、警戒心が強くなり、攻撃的になってしまう犬もいます。
初めて訪れる場所には車で出かける、ペットカートを持って行くなどし、愛犬が落ち着いて過ごせる場所をすぐに用意することができるよう対処しておくとよいと思います。
5.飼い主と離れなければいけない場所
犬が「不快な場所」だと感じる条件は、飼い主と離れなければいけない場所だからです。
安心と安全の全てを頼っている飼い主と離れることは、犬にとって不安・緊張・恐怖を感じるものです。
トリミングサロンや動物病院であれば、飼い主と離れた後、犬にとっての嫌な経験をすることが多いでしょう。そのような経験が、より飼い主と離れることを嫌がったり怖がったりする原因になることもあります。
飼い主の離れることを不快に感じ、鳴いたり暴れたりするのであれば、可能な限り付き添ってあげるようにしましょう。
6.大きな物音がする
犬が「不快な場所」だと感じる条件は、大きな物音がすることです。
お散歩中、工事現場を通るとき、歩かなくなってしまったり、引き返そうと走り出してしまったりすることがあるのではないでしょうか。洗車中の車内で待っているとき、激しく吠えたり暴れたりする犬もいますよね。
大きな音が苦手なことはもちろん、反響する音や振動にも不安や恐怖を感じやすいです。興奮してしまう場合には、なるべく大きな音を避けて生活するようにしましょう。
まとめ
犬が「不快な場所」だと感じる条件を6つ解説しました。
自宅の室内は、愛犬にとっての不快を取り除き、お留守番中の室内は愛犬に合わせて温度や湿度を管理しましょう。
外出先では、愛犬が不快な様子を見せた場合、すぐにその場を離れ、愛犬が落ち着ける場所まで移動するようにしましょう。
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