犬の抜け毛を使った5つの活用方法 手軽にできるリメイクから記念に残る使い道まで
温もりを感じられる成長の記録や思い出の品として
皆さんは、愛犬の成長記録として何か残されているでしょうか。写真を撮られている方はたくさんおられるでしょう。成長記録として撮った写真は、愛犬が虹の橋へ渡った後には記念の品にもなり、なくてはならないものになるはずです。
しかし写真の場合は、触っても愛犬の温もりを感じられない点が残念です。そこで、愛犬の抜け毛を活用して実際に触り、温もりを感じられる品を残そうと、自作したりオーダーメイドで抜け毛によるメモリアルグッズの作成を請け負う事業者が増えてきているようです。
手先があまり器用ではない方にも抜け毛を活用して作れそうな小物や、本格的な手芸による抜け毛の活用法、プロにオーダーメイドで依頼できる本格的なメモリアルグッズなど、5つの活用方法をご紹介します。
犬の抜け毛を使った5つの活用方法
1.簡単にできる手作りおもちゃ
まず最初にご紹介するのは、手先があまり器用ではない方でも挑戦でき、愛犬のおもちゃとしても活用できる「簡単に作れる犬のおもちゃ」です。
犬の抜け毛には虫が湧きやすいため、必ず洗浄する必要があります。できるだけ目の細かい洗濯ネットに入れ、洗剤でしっかり手洗いした後、ネットに入れた状態でしっかり乾燥させましょう。
乾いた抜け毛を丸めたら、布でくるんで縫い合わせボールを作ります。球状に縫い合わせるのが難しい場合は、不用になった手袋や靴下に抜け毛を詰め、開口部をしっかり縫い合わせて、ちょっとしたぬいぐるみにしても良いでしょう。
抜け毛には愛犬のニオイが残っていますし、靴下や手袋には飼い主さんのニオイが残っているため、愛犬は夢中になって遊んでくれるはずです。中に詰める抜け毛の量を調整して、愛犬が喜ぶ硬さにしてあげましょう。
2.抜け毛を利用したニードルフェルト
専用の針を使って羊毛を刺していくことで繊維をしっかりと絡ませて人形を作る、ニードルフェルトという手芸があります。
このニードルフェルト用の針とフェルティング用マットを手芸店で購入し、羊毛の代わりに愛犬の抜け毛を使えば、犬の毛によるニードルフェルトでいろいろなものを作れます。
初心者はシート状のフェルトに抜け毛を刺して、半立体の絵を描いてみるところから始めると良いでしょう。練習を重ねれば、愛犬そっくりのマスコットを作れるようになるでしょう。
3.抜け毛を毛糸に加工
愛犬の抜け毛をたくさん集めて業者に送ると、撚って毛糸に加工してくれるというサービスを提供している業者もあります。
毛糸をそのまま記念品として残しておいても良いですし、愛犬の毛糸を編んで身近に使える実用品にリメイクすることもできます。写真だけでは得られない、愛犬を撫でたときの手触りなどを具体的に蘇らせることができます。
4.抜け毛からテキスタイル製品や帽子に加工
送った抜け毛を毛糸にするだけではなく、その毛糸を使ってブランケットやマフラー、セーターなどに加工してくれる業者や、送った毛から帽子を作ってくれる業者などもあります。
いずれもオーダーメイドなので、いろいろと相談して愛犬の抜け毛を理想の逸品に作り替えることができるでしょう。
ただし、大量の抜け毛が必要になるので、清潔な状態で保管しながら時間をかけて抜け毛を集める必要があります。大きなサイズの作品にしたい場合は、長毛種の大型犬でなければ難しいかもしれません。
5.さまざまなメモリアルグッズに加工
他にも、抜け毛を小型の筆に加工したり、透明なビーズや水晶などに入れてネックレスや指輪などのアクセサリーにしたり、写真を元に愛犬そっくりなマスコットを作ってくれたりと、さまざまなメモリアルグッズに加工してくれる作家や業者が増えてきています。
ネットで「犬 抜け毛 メモリアルグッズ」などのキーワードで検索をすると、さまざまなサービスが見つかります。アクセサリー類であれば、少量の毛でも作成可能なものが多いので、気軽に作れるでしょう。
毎日のブラッシングをより楽しい時間に!
先にご紹介した愛犬の抜け毛から毛糸を作り、さらにマフラーなどを編むというサービスを行なっている事業者の元に、「それまで少し苦痛だったブラッシングの時間が、楽しみな時間に変わった」という声が届いたというインタビュー記事がありました。
長毛で大型な犬種だと、換毛期ではなくてもブラッシングの時にはかなりの抜け毛が飛び散り、そこら中が抜け毛だらけになって憂鬱になることもあるでしょう。
しかし、その抜け毛が別の形に生まれ変わると思えば、ブラッシングの時間も楽しくなるという気持ちには共感できます。
どちらにしろブラッシングは欠かせないお手入れです。どうせやるなら、できあがるであろう作品を想像しながら楽しくブラッシングができた方が、愛犬も飼い主さんも幸せではないでしょうか。
まとめ
愛犬と別れる日に備えて「メモリアルグッズを作ろう」と考えるのではなく、写真を撮るのと同じ感覚で、愛犬のそれぞれのライフステージで変わり行く毛質の記録や記念品の一環として、抜け毛を何らかの形に変えて残してみてはいかがでしょうか。
愛犬の抜け毛で作った毛糸玉やブランケット、マフラー、帽子、筆、アクセサリーなどの製品は、いずれお別れを迎えたときには、愛犬の温もりを思い出せる形見の品にもなることでしょう。
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