犬に冷たいものを与えても大丈夫？氷の食べ過ぎで起こる危険な症状まで

犬に冷たいものを与えても大丈夫？

夏に暑そうにしている愛犬を見ていると、冷たいものを与えたくなる飼い主は多いでしょう。冷たいものを与えることで、一時的にではありますが、涼しくさせてあげることができます。

しかし、犬に冷たいものを与えても大丈夫なのか、心配になる飼い主もいるかもしれません。

犬に冷たいものを与えても、基本的には問題ありません。ただし、冷たいものを摂りすぎると胃腸の機能が低下し、体調不良を招く可能性があるため、与える量には注意が必要です。適量を守りましょう。

冷たいものと言えばアイスや氷が代表的ですが、人間用のアイスは犬に与えてはいけません。人間用のアイスには糖質や脂質が多く含まれており、犬が食べると肥満の原因になります。犬にアイスを与えたい場合は、犬用のものにしましょう。

氷は水を凍らせただけのものなので、適量であれば犬に与えても大丈夫です。飲み水にいくつか氷を浮かべて、氷水にしてもいいでしょう。

多くの犬は、氷を与えると喜んで噛み砕いたり舐めたりします。また、氷は冷凍庫に常備されていることが多く、手軽に与えられることから飼い主はつい愛犬に氷を与え過ぎてしまいがちです。

しかし、犬が氷を食べ過ぎると胃腸が冷えて機能が低下し、下痢や嘔吐、食欲不振といった症状を引き起こす可能性があります。胃腸の機能が未発達の子犬や胃腸の機能が衰えている老犬、そして胃腸が弱い体質の犬は特に注意が必要です。

夏場、愛犬に氷を与える飼い主は多いと思いますが、その際にはいくつか注意すべき点があります。以下では、犬に氷を与える際の注意点を3つご紹介します。

氷が好きな犬は多く、飼い主が飲み物に氷を入れようとする度におねだりしてくることがあります。しかし与え過ぎないように注意しましょう。前述の通り氷を食べ過ぎると胃腸が冷えて、下痢や嘔吐などを引き起こす可能性があります。

氷の適切な量は犬によって異なります。少量から与え始めて様子を見ながら少しずつ量を増やし、愛犬にとってちょうどいい量を見つけるようにしましょう。

氷はつるっと喉に入って詰まる恐れがあるため、与える大きさに注意が必要です。愛犬が喉に詰まらせる危険のない大きさの氷を与えましょう。

特に、口の小さい小型犬や子犬、丸呑み癖のある犬には、氷を細かく砕いたりかき氷のように削ったりすると安心です。

冷凍庫から出したばかりの氷をそのまま口に含み、氷が舌や口内に張り付いて焦った経験はありませんか？張り付いた氷を無理に引き剥がすと舌や口内が傷つき、痛い思いをすることがあります。

犬に冷蔵庫から出したばかりの氷を与えると、同様のトラブルが起こる可能性があります。犬に氷を与える際は冷凍庫から出して少し時間を置き、表面が少し溶けた状態で与えるか、一度水にくぐらせてから与えるようにしましょう。

夏の暑い日は、愛犬に冷たいものを与えたくなるでしょう。基本的に犬に冷たいものを与えても大丈夫ですが、適量を守りましょう。

愛犬に氷を与える飼い主は多いと思いますが、氷を食べすぎると下痢や嘔吐、食欲不振などの症状を引き起こすことがあります。愛犬が喜ぶからといって与え過ぎないようにしましょう。特に子犬や老犬、胃腸の弱い犬は注意が必要です。

また、愛犬に氷を与える際は、喉に詰まる危険のない大きさで与えるようにし、舌や口内に張り付くのを防ぐため、冷凍庫から出してすぐの氷を与えるのは避けましょう。

情報提供元：わんちゃんホンポ