犬が飼い主の服の上でスリスリする『4つの理由』乗ってほしくないときの対処法とは？

犬が飼い主の服の上でスリスリする理由

愛犬に服の上でスリスリされて困るのが抜け毛とニオイですよね。出かける直前に抜け毛を取るのは面倒ですし、洗濯機で洗うことのできない服にニオイがついてしまっては大変です。

また、換毛期中の大量の抜け毛がついた服をそのまま洗濯機に入れることも躊躇されるのではないでしょうか。

しかし、犬が飼い主の服の上でスリスリすることには理由があります。

その理由を知れば、愛おしくも感じられる行動ですが、服に乗ってほしくないときの対処法まで考えておくと、叱ったり、愛犬に寂しい思いをさせたりせずに済むと思います。

犬が飼い主の服の上でスリスリするのは、自分のニオイをつけたいからです。

飼い主の服から自分のニオイが感じられないとき、洗剤や柔軟剤の強い香りがするとき、スリスリすることで自分のニオイをつけようとしているのです。

飼い主の服であり、愛犬の服ではありませんが、自分のニオイが感じられないとき、不安になるのかもしれません。

洗剤や柔軟剤などの化学薬品の香りは、犬にとって不快な香りであるため、自分のニオイをつけることで消したいと考えているのではないでしょうか。

犬が飼い主の服の上でスリスリするのは、他の者のニオイを消したいからです。

飼い主の服から飼い主と自分以外の人や犬や猫のニオイを感じ取ったのでしょう。スリスリして自分のニオイをつけることで、他の者のニオイを消し、安心したいのです。

飼い主が意図せず持ち帰ってしまった他の者のニオイは、犬に不安や緊張を与えることがあると思います。

（外で浮気してきたな…）と、ヤキモチを妬いてしまう犬もいるのではないでしょうか。

犬が飼い主の服の上でスリスリするのは、気持ちが良いからです。

ブランケットと同じように感じているのではないでしょうか。やわらかく気持ちの良い素材であるため、スリスリしてしまうのではないかと思います。

飼い主の服の上でスリスリした後、そのまま寝床にしてしまう犬もいますよね。ホリホリしてしまう犬もいるため、服が傷つかないように注意しなければなりません。

犬が飼い主の服の上でスリスリするのは、汗や皮脂のニオイが大好きだからです。飼い主の汗や皮脂のニオイに興奮し、スリスリすることがあります。

犬は有機物のニオイが大好きで、汗や皮脂以外には、血液や排泄物も含みます。そして、有機物の中で最も大好きで安心できるのが、飼い主の汗や皮脂のニオイです。

服に染みついた汗や皮脂のニオイにスリスリしているのでしょう。洗剤や柔軟剤に隠れて人間には感じ取ることのできないニオイも、犬の優れた嗅覚を使えば感じ取ることができるのです。

愛犬に服の上に乗ってほしくないときの対処法としては、基本的なことではありますが以下の2点が考えられます。

まさに基本的な2つの内容ですが、ついやってしまいますよね。パジャマを脱ぎ、ルームウェアを着たときには、もう愛犬が乗ったり、スリスリしたりしています。

私の対処法のひとつは、脱いだ服の上にスマートフォンを置いておくことです。我が家の愛犬は、スマートフォンが置いてある服の上には乗りません。ぜひ試してみてくださいね。

犬が飼い主の服の上でスリスリする理由を4つ解説しました。

「あっ！」という一瞬の隙に服に乗っているのが犬です。飼い主が見たときにはもうスリスリしています。

子供の頃は学生服を毛だらけにされたものです。黒っぽい制服に白っぽい被毛の愛犬たちだったので、コロコロで抜け毛を取ってから家を出るのが習慣でした。

このようなことにならないためにも、服の脱ぎっぱなしや置きっぱなしには注意したいですね。

情報提供元：わんちゃんホンポ