犬とスキンシップを取ってはいけない瞬間5選　無意識にストレスを与えているかも…

犬とスキンシップを取ってはいけない瞬間5選

犬とスキンシップを取ることで、絆や信頼関係を築くことができます。しかし、タイミングを誤ると犬にストレスを与えてしまい、かえって逆効果になることもあるので注意しましょう。

犬にとって食事は命を繋ぐために最も重要な日課です。物を食べているときは動物の本能が働いていることが多く、この最中に触れられると「取られてしまう！」と警戒心が自然と高まってしまいます。

警戒心が高まると、せっかく安心して楽しんでいた食事の時間を邪魔することになったり、強いストレスにつながるため、食事中は触れずにそっと見守ってあげましょう。

眠っているときや休んでいるときは、極力触れないようにしてください。犬は警戒心が強いため、常に気を張っている状態です。睡眠中でも浅い睡眠を繰り返す犬が多く、少し触れただけでもパッと目を覚ましてしまいます。

熟睡しているのに飼い主が触って起こしてしまっては、睡眠不足の原因になりかねません。愛犬が眠っているときは、触れずにできるだけ静かに過ごすよう配慮してあげましょう。

興奮している犬に「落ち着いて」という意味で触れてしまう人は多いでしょう。しかし、興奮している時は我を忘れている犬も多いので、突然触れられることで驚いてしまい、強いストレスを感じてしまうことも多いです。

犬によっては突然触れられた驚きと恐怖から、反射的に攻撃的な行動に出る犬もいます。まずは声をかけるなどして、飼い主が側にいることを伝えてあげましょう。

ひとり遊びに夢中になっている愛犬を見ると、可愛さからつい触れたくなりますよね。しかし、夢中になっているときに突然触れてしまうと、強いストレスにつながるので注意しましょう。

夢中になっているときに邪魔されると、モヤっとした気持ちになる人も多いと思います。犬も例外ではありません。特に犬は本能的にストレスを強く感じやすいので、攻撃的な行動（唸る、歯を剥き出すなど）を見せることもあるでしょう。

犬のストレスになる…という意味ではなく、しつけに悪影響を与えるという意味では、叱っている最中や悪いことをした時にスキンシップを取る行為も注意が必要です。

悪いことをしたのにいつも通りスキンシップを取ってしまうと、叱られたという自覚を持てなかったり、「褒められた」と勘違いしてしまうこともあります。悪い行動がエスカレートしてしまう原因にもなるのでやめましょう。

犬とスキンシップを取るときは、必ず触れる前に一言声をかけましょう。名前を呼ぶことで飼い主がどこにいるのか声から判断でき、触られる心の準備ができます。

また、体の先端（しっぽやマズル、足先など）は、触れられることを苦手とする犬も多いです。なるべく体の先端は避け、顎の下や背中、お腹など、犬が触られて嬉しい場所に触れてあげましょう。

スキンシップを取るタイミングですが、犬がじっとこちらを見ている時や自ら近寄ってきた時がベストタイミングです。何をすることもなくボーッとしている時などは、声をかけて反応を見てから判断することをおすすめします。

犬とスキンシップを取りたいときは、犬の様子やタイミングを見計らうことが大事です。愛犬のストレスにならないよう、最適なタイミングで声をかけ、スキンシップを取りましょう。

情報提供元：わんちゃんホンポ