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温暖化とともに、気温が上昇していることもあり、夏場などは外での飼育では熱中症に陥りやすいためおすすめできません。
また、室内でも扇風機をかけたり通気を行えば涼しくなった以前とは異なり、室温も同時に上がりやすい傾向があります。
夏場などの暑い時期はしっかりとクーラーなどで室温を下げてあげる必要があります。特に寒い地域の原産である犬種や換気苦手な短頭種の犬たちなどは、以前よりも熱中症になりやすい気候の変化になったと言えるでしょう。
わんちゃんをお迎えをする前に、住んでいる地域の暑さやどのような対策が必要か、またその対策を現実的に行うことが可能かなどの検討も必要です。
現在、温暖化を少しでも回避できるよう様々な対策や政策が行われています。しかし、今後も徐々に気温が上がったり気候が変化したりするなどの温暖化が起こるでしょう。
私たち飼い主は、その中でどんなことができるのでしょうか。
まずはわんちゃんが快適に過ごせる環境を理解し、把握することが大切です。以前と同じだから大丈夫ということはありません。
わんちゃんが不快と感じるときに見せる行動はどのようなものなのか、一緒に過ごすわんちゃんが本来過ごしてきた地域はどのような場所なのか、どのようなことが得意でどのようなことが苦手なのか、などをまずは理解してあげましょう。
例えば寒い地域で発達した犬種の子であれば、当然暑さは苦手であり、どんなに体が大きくても室内の涼しい場所で快適に過ごせるように配慮してあげなければなりません。
かわいさや性格などにまず目を向けてしまいがちですが、その犬種のルーツなどにも目を向けて、過ごしやすい環境づくりをしてあげることをおすすめします。
お家の中でしか過ごさないから、他の犬と接触しないから予防をしなくても良いのではと思ってしまいがちですが、日常生活を送る中で寄生虫や媒介する昆虫に接触する機会は存在します。
気候変化により、寄生虫や昆虫の行動するスタイルも変化しています。
寄生虫や媒介動物が活発に動ける時期が多くなったことからも、感染のリスクも考えなければなりません。おうちのわんちゃんの健康を守るためにも、きちんと予防は行いましょう。
健康を守る予防についての最新の情報を得るためにも、定期的にかかりつけの先生を受診して、こまめな情報収集を行うこともとても有意義です。
今後、気候の変化に伴い、今までは注意する必要のなかった感染症が新たに発生したり、予防すべき期間が異なる可能性があるでしょう。
また、医療の進歩もあるため、予防スタイルやわんちゃんの健康管理で変化が起こる可能性もあります。
実際に10年ほど前と現在でも予防スタイルは全く異なっており、フィラリアに関しては経口タイプ、滴下タイプ、注射タイプなど予防薬は様々な種類が開発されました。
注意すべき感染症や、健康管理など最新の情報は専門家である獣医師に確認することがより正確な情報を知ることのできる近道になります。
病気の際に助けてもらう場所であった動物病院ですが、定期的にコミュニケーションを取ることで情報をアップデートすることをおすすめします。
10年前、20年前と比較すると、気候や気温などの環境変化や医療の進歩などの変化によりわんちゃんの生活も大きく変わっています。
また、1日1日環境の変化や医療、技術は進歩しており、さらに10年後、20年後のことを考えた時に、想像もしなかったことが起こっている可能性があるでしょう。
小さな変化にも追いついて対処することで、わんちゃんの生活がより暮らしやすいものになる可能性が高いです。
わんちゃん自身が生活を変えることは出来ません。飼い主さんが頼りです。
おうちのわんちゃんが少しでも快適に過ごせるよう、的確な情報収集を行い、対処してあげてくださいね。