愛犬が飼い主に『体を預ける』6つの心理 寄り添ってきたときにすべき的確な対応とは?
愛犬が飼い主に「体を預ける」心理
愛犬に体を預けられると、飼い主としては当然嬉しいですよね。「愛犬が体を預けるのは、家族の中で自分だけ♡」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
愛犬が飼い主に体を預けるとき、どんなことを考えているのか、犬の気持ちになって解説してみますね。
1.こうしていると安心
愛犬が飼い主に体を預けるのは、安心できるからです。
ぴったりと体をくっつけて隣に座ることもありますし、膝にあごを乗せてくつろぎ始めることもあります。飼い主の背中に自分のおしりを預けることもあります。
飼い主に体を預けることで、(こうしていると安心♡)と、穏やかな気持ちでいられるのです。
安心感を得たいほど何かに不安を感じているのではないか、ということも考えてみると良さそうです。
2.ひとりではちょっぴり不安
ひとりではちょっぴり不安だな…というとき、飼い主に体を預けることがあります。
窓の外を通る人や犬が気になって見ていたいけど不安なとき、飼い主にぴったりとくっつくように体を預けていれば、万が一のときは守ってもらえるという気持ちなのでしょう。
好奇心はあるけれどちょっぴりビビリさんな性格の犬によく見られる行動だと思います。
窓の外に吠えてしまうときは、一緒に窓の外を観察し、飼い主が窓の外を眺めている姿を見せることで、“窓の外の世界は怖くないんだ”ということを学習してもらうとよいのではないでしょうか。
3.嫉妬している
嫉妬しているとき、愛犬が飼い主に体を預けることがあります。
飼い主が他の人と楽しそうにしているとき、間に割り込むようにして入り、飼い主に体を預けることで「私の飼い主さんなんだぞ!」と、主張しているのです。
家族間でもパパっ子な愛犬がママに嫉妬して割り込む、パパに体を預けることで自分のものだと主張する、なんてことがよくあります。
『ワンオーナードッグ』という言葉がありますが、家族の中でも(この人が私のご主人様だ!)と、心に決めた人がいるのかもしれません。
4.構ってほしいわけではないのでお気になさらず
愛犬が飼い主におしりをくっつけるようにして体を預けるときは、(今は構ってほしいわけではないので、どうぞお気になさらず…)という気持ちでいます。
愛犬の気持ちとしては、ただくっついていたいだけなのです。そのため、体を撫でようとしたり、構おうとしたりすると逃げてしまうことがあります。愛犬がおしりを預けてくるときは、無反応でよいと思います。
犬が飼い主におしりを向けたりくっつけたりするのは、安心と信頼の証です。他人にもおしりをくっつけることがありますが、「この人は安全な人だ」と認めた人への愛情表現でもあると思います。
5.ストレスを緩和させたい
犬が飼い主に体を預けるのは、ストレスを緩和させたいからです。
不安や緊張がストレスの原因になっているとき、飼い主に体を預けて安心感を得ることでストレスが緩和されるのでしょう。
また、信頼のある大好きな飼い主と体が触れ合うことで、セロトニンという幸せホルモンの分泌が増加し、心が落ち着くということも考えられると思います。
6.体温を調節したい
体が冷えてしまったとき、体温を調節するために飼い主に体を預けることがあります。
多頭飼いをしていると、犬同士で体を寄せ合って体温調節をすることがあるのですが、我が家では寒がりな愛猫が愛犬たちに体を預ける姿をよく目にします。
お散歩や運動から帰宅したとき、喉が渇いて水をガブガブ飲むことがありますよね。一度にたくさんの水を飲んでしまうと、犬の体も冷えてしまうことがあります。
体の疲れもあり、飼い主に体を預けることで体温を調節しつつ、くつろぎたいのではないかと思います。
冷房を使用するときは愛犬の体の冷えに注意し、飼い主に体を預けて体温を調節する必要のない工夫をしてあげるとよいと思います。
まとめ
愛犬が飼い主に体を預ける心理を6つ解説しました。
- こうしていると安心
- ひとりではちょっぴり不安
- 嫉妬している
- 構ってほしいわけではないのでお気になさらず
- ストレスを緩和させたい
- 体温を調節したい
愛犬が体を預けてきたときは、スキンシップやコミュニケーションを大切にしよう、という気持ちが大切だと思います。
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