犬が『喉に詰まらせやすい』モノ5選　食道閉塞を引き起こす可能性がある危険な食べ物とは

犬の事故は外よりも家庭内で起こることが多い

犬の事故と聞くと、屋外での交通事故を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし実は犬の事故は、外よりも過ごす時間の多い家庭内で起こることの方が多いと言われています。

また、家庭内の事故の中でも誤飲や窒息に関する事故が非常に多く、毒性のない食べ物であっても喉に詰まらせてしまい、食道閉塞に陥る事故が頻繁に報告されています。

窒息は処置や対処が遅くなると死に至る危険性もあるので大変危険です。飼い主が在宅している時でも、食べ物を与える際は飼い主が必ず近くで見守っていてあげましょう。

では、犬が『喉に詰まらせやすい』モノにはどのような食べ物が該当するのでしょうか。与える際は、与える大きさに気をつけたり、必ず近くで見守るなど注意してあげてください。

お正月や冬になると食べるご家庭が増える『おもち』は、人間でも窒息事故が相次ぐ食べ物です。犬はもともと「よく噛んで食べる」という習慣を持たないため、より窒息の危険性が高まります。

おもち自体は犬にとって毒性はありません。しかし喉に詰まらせるリスクが非常に高いため、犬に与えるべきではないと言われています。

枝豆も基本的に与えすぎなければ犬にとって毒性はありません。しかし枝豆のツルツルとした表面は、ツルッと噛み砕かずに飲めこめてしまうため、喉に詰まらせるリスクがあります。

また大きさも犬の喉にちょうど入り込み、食道を塞いでしまうほどの大きさです。窒息の危険性が高いため、与える際はそのまま与えるのではなく、飼い主の手で喉に詰まらせない程度の大きさに割るなどして与えましょう。

枝豆と同様に丸い形や楕円形をしているナッツ類は、大きさもそのまま飲み込めてしまうほどの大きさをしているモノが多いです。そのため、噛み砕かずに飲み込んでしまう犬もいるので注意しましょう。

また、ナッツの中には犬にとって毒性のあるものもあるので、与える際は与え方はもちろん、愛犬が食中毒症状を起こさないかどうかも確認してください。

鶏肉などの骨を愛犬にしゃぶらせているという家庭も一昔前には見かけることがありました。現在も、犬用のおやつとして市販されているものもあります。

しかし、鶏肉などの骨は噛み砕きやすく、さらに噛み砕かれた骨を喉に詰まらせてしまうといった事故が多数報告されています。食道を塞いでしまったり食道内部を傷つけてしまう危険性があるので、与える際には注意しましょう。

犬用と記載のあるガムやジャーキーなどのおやつも、「犬用だから安心」と油断せずに注意が必要です。大きさによっては喉に詰まらせてしまう危険性があるからです。

特にガムは粘着力が強く消化しにくいため、喉に張り付いて詰まらせてしまう危険性が高いです。ジャーキーも大きさに気をつけて与えましょう。

いかがでしたか。犬が喉に詰まらせやすいモノの中には、普段から与えているというモノもあったかもしれません。絶対に与えてはいけないというわけではありませんが、与える際は近くで見守り、与え方に注意してください。

情報提供元：わんちゃんホンポ