犬が散歩中に石を食べてしまう原因5つ 誤食による重大な事故を防ぐためにできることとは?
犬が散歩中に石を食べてしまう原因
雑食な犬ですが、散歩中に石を食べてしまうのは異様なことです。
しかし実は、食べ物ではない石を食べてしまう驚きの理由が存在していることが分かっています。
散歩中に石を食べてしまうことは、好奇心旺盛な子犬だけではなく、成犬にも老犬にも起こり得ます。犬が石を食べてしまう理由を知り、しっかり対策するようにしましょう。
1.ミネラルが不足している
犬が散歩中に石を食べてしまうのは、ミネラルが不足していることが原因なのではないか、と考えることができます。
石は、カルシウム・ナトリウム・鉄・マグネシウム・カリウムなどが組み合わさって作られています。
犬の体の中のミネラルが不足したとき、何等かの不調が起き、ミネラルを必要として石を食べてしまうことがあるのかもしれません。
2.異食症である
犬が散歩中に石を食べてしまうのは、異食症による症状なのではないか、と考えることができます。
異食症とは、栄養価の無いものを無性に食べたくなってしまう病気のことを言います。不安やストレスを感じたとき、必要な栄養素が不足したとき、石を食べてしまうことがあります。
疾患や障害が原因となり、石を食べてしまうこともあるため、散歩中に石を食べることがやめられないという場合には、すぐに獣医師に相談するようにしましょう。
3.飼い主に注目されたい
犬が散歩中に石を食べてしまうのは、飼い主に注目されたいからなのではないか、と考えることができます。
愛犬が石を口に入れたとき、冷静に淡々と対応できる飼い主はあまりいないでしょう。焦ってしまったり、騒いでしまったり、大袈裟な態度をとってしまうのではないでしょうか。
そんな飼い主の様子を見た愛犬は、面白く感じたり楽しく感じたりし、また同じことを繰り返し行ってみたくなるのです。
愛犬が散歩中に石を食べてしまったときは、冷静な態度で接するようにしましょう。
4.自然行動
犬が散歩中に石を食べてしまうのは、自然行動です。犬は物を口の中に入れることで、「これが何なのか」ということを調べています。
犬が物を口の中に入れることは自然行動であり、興味を持ったものが石だった、というだけなのです。
小さな石であれば、うんちと一緒に排出される場合もありますが、心配される場合には動物病院へ行くようにしましょう。
5.認知症
認知症の症状によって、犬が散歩中に石を食べてしまうことがあります。
もともと食いしん坊な犬なのかもしれません。お腹が空いているのかもしれません。食べ物を欲しがり、思わず口にしてしまったものが石だったのです。
もしかすると、自宅の室内でも同じように、食べてはいけないものを口にしてしまっているかもしれません。愛犬が認知症になったときは、誤飲誤食の注意が必要になる場合があります。
誤食による重大な事故を防ぐためにできること
犬が散歩中に石を食べてしまったとき、腸閉塞を引き起こす恐れがあります。5mm以上の石を食べてしまったときは、すぐに動物病院へ行きましょう。
リードを短く持つこと
犬が石を口にしようとしたとき、スッと引き寄せることができるよう、リードを短く持って散歩するようにしましょう。
ロングリードや伸縮リードを伸ばしたまま散歩していると、すぐに引き寄せることができません。
愛犬から目を離さないこと
スマートフォンを見ながら散歩していませんか?石の誤食を防ぐため、愛犬から目を離さないようにしましょう。
見通しの良い場所を散歩すること
草むらなど、どこに何が落ちているか分からないような場所は散歩コースとして相応しくありません。
サッと見渡したとき、危険なものが落ちていないことを確認できるような、見通しの良い場所を選ぶようにしましょう。
夜道を歩くときは、ライトをつけて、安全確認をしながら散歩するようにしましょう。
まとめ
犬が散歩中に石を食べてしまう原因を5つ解説しました。
- ミネラルが不足している
- 異食症である
- 飼い主に注目されたい
- 自然行動
- 認知症
誤食は早急に対応しなければなりません。時間が経てば経つほど、様々なリスクを負うことになります。
散歩中の石の誤食であれば、すぐに気づくことができるはずです。自宅で飼い主が応急処置することは困難です。必ず獣医師の診察を受けるようにしましょう。
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