犬が『冬の熱中症』になっているときの症状4選 実は寒い季節にすべきではないNG行為があった
犬は寒い時期でも『熱中症』になることがある!?
熱中症は暑い時期限定の症状と思っていませんか。実は寒い時期でも熱中症になることがあるので、犬を飼っているご家庭では室温などに注意が必要です。
以下のような行動や部屋の環境は、犬が冬の熱中症になりやすいので気をつけましょう。
- こたつの中に入りっぱなし
- 暖房器具の前に長時間座っている
- 床暖房やカーペットで体温が上がりすぎている
- 暖房器具で室温が26℃を超えている
冬場は乾燥しているため、湿度が過剰に上がることは少ないでしょう。しかし、湿度が上がってしまうと室温が26℃を超えていなくても、軽い熱中症を引き起こす恐れがあるので注意してください。
犬が『冬の熱中症』になっているときの症状4選
犬が冬の熱中症になっているとき、どのような症状を引き起こすのでしょうか。ここでは、熱中症になっているときの症状を4つご紹介します。
1.暖房器具の前でぼーっとしている
寒い時期になると、暖房器具の前に座って体を温めようとする犬が急増します。しかし、そのまま暖房器具の前でぼーっとしている場合、体温が上がりすぎてしまい酸素不足に陥っている可能性があります。
軽い熱中症のような状態に陥っているため、そのまま放置してしまうと状態が悪化してしまうことも…。一旦、暖房器具の前から離して体温を下げてあげましょう。
2.荒い呼吸を繰り返している
犬が熱中症になっているときの代表的なサインと言えば、荒い呼吸です。室内で「ハァハァ」と苦しそうな呼吸を繰り返している場合は、室温が高く暑いと感じているのかもしれません。
暖房器具で室内を温めすぎると、気づかぬ間に室温が26℃を超えてしまうこともあります。犬の呼吸が荒くなったり呼吸数が増えたりしたときは、室温を見直してみましょう。
3.水を頻繁に飲みに行く
通常、寒い時期になると犬の水の摂取量は減ります。水を飲まずに脱水症状を引き起こすことも問題ですが、あまりにも頻繁に水を飲みに行く場合、部屋で暑さを感じている可能性があります。
暑さによって喉が渇いていることから、水の摂取量が増えている可能性が考えられるため、室温の見直しや愛犬のお気に入りの場所に暖房の温風が当たっていないか確認してください。
4.充血など目の状態に異常が見られる
犬は熱中症の症状を引き起こしている場合、充血や眼球の揺れなど目に異常が見られることもあります。
ぼーっとしている様子を見せる愛犬の目に異常が見られる場合は、すでに熱中症を引き起こしている恐れがあるので、早めに体温を下げるために暖房器具などを一旦停止させましょう。
もしも状態に改善が見られない場合は、早めにかかりつけの動物病院へ連れて行き、診察を受けてください。
犬が『冬の熱中症』にならないための対策や意識すべきこと
犬が冬場に熱中症にならないよう飼い主が室温や暖房器具の使い方、愛犬の過ごし方などに注意する必要があります。
熱中症にならないために、冬場は以下のポイントを頭に入れておきましょう。
- 暖房器具の温度設定を高くしすぎない
- 温度計や湿度計を部屋に設置して室温を確認する
- 暖房器具の前に長時間居座らないよう注意する
- ホットカーペットの電源は入れっぱなしにしない
- 水を普段よりも多めに用意しておく
- ドッグフードを水でふやかすなど食事でも水分摂取を意識する
暖房器具によって室内や愛犬の体温が上がりすぎてしまうと非常に危険です。留守番時には、暖房器具をつけっぱなしにするのではなくタイマーをセットしたり、ブランケットを用意してあげるなどの対策を練りましょう。
まとめ
いかがでしたか。寒い冬場でも暖房器具によって熱中症を引き起こす事例は多数報告されています。寒いからと暖房器具の温度設定を上げすぎず、愛犬の過ごしやすい生活環境を見直してみましょう。
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