愛犬が『靴下』を離してくれない…!返してもらう4つの方法とやるべきではないこと
愛犬から「靴下」を返してもらう方法
洗濯したはずの「靴下」がなぜか見つからない…と思ったら愛犬のおもちゃにされていた、ということはよくありますよね。無理に取り返そうとすると離してもらえず、かえって悲惨な結果になることもしばしば。
そこで今回は、愛犬に「靴下」を返してもらうおすすめの方法について解説します。愛犬が靴下を返してくれないときに、ぜひ試してみてくださいね。
1.「ちょうだい」と指示を出す
咥えたものを離す『ちょうだい』や『アウト』などを予め教えておき、指示を出すのが一番良い方法です。
ボール遊びやレトリーブが好きな犬は比較的習得しやすいです。
愛犬が『オスワリ』『フセ』など、基本的なコマンドと同時に覚えられるのであれば教えておきましょう。
2.おもちゃを差し出す
靴下の代わりにおもちゃを差し出して、遊びに誘ってみてください。
靴下を離しておもちゃを噛んでくれたら、すぐに褒めましょう。もちろん『犬は物を噛んで遊ぶ動物』と理解した上で、愛犬を迎えたときから用意しておきましょう。
(おもちゃを噛んだら、飼い主が喜んで更に遊んでもらえる♪)と愛犬が学習してくれたら一石二鳥ですね。
3.無視をする
無視をするというのは、犬にとって最大の罰です。広い場所であれば愛犬をその場に残し、相手にしないでおきましょう。
ただし、靴下が壊れやすい素材であったり、犬が誤飲しそうになったりしたらこの方法は有効ではありません。
4.大きな声や音で叱る
おもちゃやおやつを見せる、無視をするなどしても犬が靴下を離さなければ、叱ってやめさせます。
まずは大きな声で「ダメ」「イケナイ」というような短い言葉で叱ってください。それでも離さなければ、丸めた雑誌で家具を叩くなどして大きな音を立てて犬を驚かします。
犬は驚くと自然に口元が緩むので、靴下を離します。すぐに靴下を取り上げ、返してもらったらいつもの優しい飼い主に戻ってあげてください。
「靴下」を返してもらうときにやるべきでないこと
愛犬に「靴下」を返してもらう方法を解説しましたが、その際にやってはいけないことが存在します。くれぐれも返してもらうことに集中し過ぎてしまわないように気を付けましょう。
追いかけっこ、引っ張りっこ
愛犬が靴下を離さないからといって、飼い主と追いかけっこや引っ張りっこのような形になるのはNGです。
犬は靴下を取ったら遊んでもらえると覚えてしまい、癖になってしまうことがあります。
犬を叩いて叱る
犬を暴力で叱るのはNGです。叩き方によっては犬の体を傷つけるかもしれません。また大型犬の場合、素手で叩くと飼い主が内出血を起こすこともあります。
また、犬が怖がってその後飼い主に近寄らなくなってしまう可能性があるので、人間のしつけと同じく暴力は使ってはいけません。
犬はなぜ「靴下」が好きなのか
靴下は汗がしみ込むものであり、人間からすると臭くて汚いものという感覚です。しかし犬からすると飼い主のニオイと有機物のニオイという魅力的な要素の詰まったものです。
有機物は獲物のニオイなので犬の本能を刺激します。犬は肉などのタンパク質を好み、汗にも似たようなニオイを感じるのでしょう。
靴下は丈夫にできているので引っ張っても簡単には壊れません。それが面白くて、ついつい遊んでしまうというのも犬が人間の「靴下」を好む理由のひとつと考えられます。
まとめ
愛犬が飼い主のことを好きでいてくれるのは嬉しいですが、靴下が傷みますし、誤飲させてしまう危険性があるのでやめてほしいですね。
一番の対策は、犬の手の届かない場所に靴下を置くことです。靴下を置きっぱなしにしてしまう人は多いですが、安全のためすぐにしまいましょう。
靴下を誤飲して動物病院に駆け込む犬は多く、場合によっては開腹手術をすることになります。体内に靴下が詰まっても危険ですが、麻酔が負担になって命に関わることもあります。
犬を危険にさらさないためには、普段からよく運動させてスキンシップをとり、ストレスの要素があれば取り除いてあげることです。愛犬にはイタズラをさせない環境をつくってあげてください。
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