犬を飼わないとわからない『理想と現実』5選 迎える前に知りたい大変なことや起こりうるトラブルとは
犬を飼わないとわからない「理想と現実」
動物番組やSNSなどの影響で、「犬は可愛いから飼いたい♪」と思う人は日々増えているかと思います。しかし、実際の現場はそう甘いものではありません。
そこで今回は、犬を飼わないとわからない「理想と現実」について解説します。後悔しないように、現実に目を向けてからじっくり検討しましょう。
1.毎日お散歩に行くのは大変
犬を飼うとき、毎日のお散歩を楽しみにすることでしょう。しかし、現実は楽しいお散歩ばかりではありません。
暑い日も寒い日も犬はお散歩に行きたがります。飼い主が仕事で疲れきって帰った日も、風邪で高熱を出した日も、犬はお散歩に行こうよ!と嬉しそうに誘ってきます。
お散歩の途中でどしゃ降りに見舞われることもあります。他所の犬に襲われそうになることもあります。ドッグランで他の犬に咬みつかれ、愛犬が大怪我を負うこともあります。
お散歩って、意外と大変なことばかりです。
最も大変だなと感じることは、「愛犬がお散歩嫌い」だった場合です。全ての犬がお散歩を好きだとは限らないのです。
愛犬と毎日お散歩することを理想としていた飼い主にとって、愛犬がお散歩嫌いであるという現実は、とても寂しいものです。つまらないなと感じることもあるでしょう。
2.猫ほどではないが犬は気まぐれなもの
「飼い主が大好きで常にべったり」「飼い主に従順で家族愛が強い」「どこに行くにも飼い主と一緒がいい」「飼い主のベッドで一緒に寝たい」「飼い主がいなくなると不安で寂しくて鳴いてしまう」など…。
これはあくまでも、飼い主の理想です。現実は、猫ほどではないものの、犬も意外と気まぐれな動物です。
飼い主に呼ばれても無視することがあります。おいでと言われても行かないことがあります。触ろうとすると怒ることがあります。お見送りやお出迎えをしたいことがあります。
とくに「気まぐれな犬種」だと言われているのが「柴犬」です。猫のような犬だと言われています。
3.遊べる場所がない
田舎に住んでいると、愛犬と一緒に遊べる場所が身近にありません。ドッグランもなく、公園は「犬の散歩禁止!」という看板が立てられています。
都会ではどうでしょうか。ドッグランの使用料は意外と高額です。ルールも厳しかったり、闘犬種は利用しないでと言われたりすることがあります。
犬を飼うなら持ち家で庭付きの一軒家、という理想を持つ人が多いのも納得なのではないでしょうか。
我が家は持ち家で庭付きの一軒家ですが、庭でばかり遊んでいても犬は飽きてしまいます。外に出たがりますし、お散歩に行きたがります。
(もっと気軽に愛犬と一緒に遊ぶことができる場所が身近にあれば…)と思う毎日です。
4.犬の医療費は全てが高額である
動物病院の医療費は、自由診療制度であるため、病院ごとに異なります。そして、全額自己負担です。
ペット保険に入ることで負担額は減らせますが、それでも人間の医療費と比べると、犬の医療費は高額です。
愛犬が病気やケガをすれば、信じられないほど高額な医療費が必要になります。しかし、ペット保険では対応できない病気やケガである場合もあり、全額自己負担です。
我が家にはシニア犬が2匹いますが、若いときの倍以上の医療費がかかっています。
5.お利口さんにお留守番ができる?
私が28年、犬と暮らしてきて感じた現実は次のようなものです。
- 0歳~3歳:イタズラし放題
- 4歳~7歳:ちょっとだけイタズラが落ち着く
- 8歳~12歳:たまにイタズラする程度
- 13歳~15歳:粗相することがある
- 16歳以上:粗相で部屋がおしっこウンチまみれになることがある
常に何かしらのイタズラや粗相がある、と考えておいた方がよいです。
家の中をしっかり整理整頓し、愛犬に適した環境に整えておけば、愛犬の健康と命を奪うようなことはないでしょう。
まとめ
犬を飼わないとわからない理想と現実を5つ解説しました。
- 毎日お散歩に行くのは大変
- 猫ほどではないが犬は気まぐれなもの
- 遊べる場所がない
- 犬の医療費は全てが高額である
- お利口さんにお留守番ができる?
犬にもそれぞれに性格があります。同じ犬種でも全く性格の違う犬もいます。(思っていた理想と違う!)と感じるのは、しつけにも問題があるかもしれません。
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