犬の肉球の色が変わるのは病気?成長に伴う変化の理由や飼い主が注意すべきポイント
犬の肉球の色が変わるのはなぜ?
犬の肉球の色は、成長と共に変わることがあります。加齢と共に変わることもあります。
黒っぽかった肉球の色がピンクっぽくなることがあります。その逆もありますし、真っ黒だった肉球の色が白っぽくなることもあります。
犬の肉球の色が変わるのは、怪我や病気が原因である可能性もあるため、普段から愛犬の肉球の色や健康のチェックをするようにしましょう。
犬の肉球の色が成長と共に変化する理由
メラニン色素の分泌による色素沈着が理由なのではないかと考えることができます。
子犬の頃はピンクだったのに、成長して黒が混じった、ということがよくあります。ピンクだった肉球の犬が真っ黒になった、ということもあります。
子犬の肉球の色が成長と共に変化するとき、ピンクから黒へと変化することが多い傾向にあるようです。
子犬の頃の肉球の色がピンクだった場合、お散歩などで肉球に刺激が加わり、メラニン色素が産生され、色素沈着したのではないかと考えることができます。または、成長する過程で分泌されるホルモンによって、メラニン色素が分泌され、色素沈着したのではないかと考えることもできます。
犬の肉球の色が加齢と共に変わるのは病気!?
では、犬の肉球の色が加齢と共に変わるのは病気なのかどうかについて解説します。
白っぽくなるのは「乾燥」が原因
犬の肉球の色が白っぽく変わるのは、乾燥が原因なのではないかと考えることができます。
愛犬の肉球が白っぽくなっていると感じたときは、すぐに保湿してあげてください。市販されている犬用の肉球クリームがあります。動物病院で処方してもらうこともできますので、かかりつけの獣医師に相談されてみてください。
白っぽくなるのは病気ではありませんが、乾燥を放置していると、肉球がひび割れてしまうことがあります。痛みや出血を伴い、傷口からの感染によって、皮膚病を患うことがありますのでご注意ください。
赤くなるのは炎症が原因
犬の肉球の色が赤く変わるのは、炎症が原因なのではないかと考えることができます。
そして、炎症が起こりやすくなる原因には次のようなものがあります。
- 肉球に擦り傷を負った
- 手足や肉球の拭き過ぎや洗い過ぎ
- 乾燥
- 感染症
- ストレス(自分で肉球を舐めすぎた)
- アレルギー
肉球の色がピンクっぽい場合、赤みにも炎症にも気づきやすいのですが、黒っぽい場合や真っ黒である場合には、なかなか気づけずに悪化させてしまうことがあります。
肉球だけではなく、指の間もチェックしてみてください。肉球と共に指の間も赤くなっている場合には、指間炎を疑うことができます。
犬の肉球の色が赤くなっているとき、炎症や指間炎が原因なのであれば、肉球クリームでは対処することができません。すぐに獣医師の診察と適切な治療が必要な状態です。
肉球や指の間に炎症が起きると、痒みや痛みを伴うため、犬が執拗に舐めてしまいます。悪化させる原因になりますので、すぐに治療を受ける必要があります。
飼い主が注意すべきポイントは、「舐めちゃダメ!」と叱ってしまうことです。そのことで愛犬はさらにストレスを強め、肉球の症状が悪化することがあります。舐めることを抑制されることにもストレスを感じるため、炎症を抑えることに努めるべきです。
まとめ
犬の肉球の色が変わる理由を3つ解説しました。
- メラニン色素の分泌による色素沈着
- 乾燥
- 炎症
お散歩に行く度に手足や肉球を拭いたり洗ったりしてお手入れをする場合、犬用の肉球クリームで保湿をすることも忘れずに行うようにしましょう。
アスファルトの上を歩くとき、擦り傷を負いやすかったり、夏場は火傷をしやすかったりします。お手入れをときには、肉球の健康チェックも併せて行うようにしましょう。
愛犬の肉球の色の変化に違和感や異常があるとき、怪我や炎症の可能性があると感じるときは、すぐに動物病院で診てもらいましょう。
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