犬に与えるべきではない『消化しづらい食べ物』5選　適していない理由と消化しやすい食物とは？

犬に与えるべきではない『消化しづらい食べ物』5選

犬と人間は体の構造が異なるため、私たちにとって問題ない食べ物が犬にとって消化しづらいこともあります。ここでは、犬にとって『消化しづらい食べ物』を紹介するので、なるべく与えずに別の食べ物を選んであげましょう。

イカやタコは、犬にとって消化しづらい食べ物の代表格です。胃腸で消化しづらいため、そのまま蓄積されてしまい消化不良を引き起こす危険性があります。

また、生の魚介類はチアミナーゼという酵素類が含まれているため、ビタミンB1を破壊しビタミンB1欠乏症という症状を招く恐れもあるのです。少量でも発症する恐れがあるため、イカやタコは与えてはいけません。

カニやエビなどの甲殻類も、犬にとって消化しづらい食べ物に該当します。イカやタコと同じく胃腸内で消化しづらいため、消化不良を引き起こしやすいです。

また、生のまま与えるとビタミンB1欠乏症を招く恐れがあるほか、銅蓄積症という症状を発症する恐れもあります。犬種によっては少量でも発症する恐れがあるため、気をつけましょう。

犬は肉食動物なので、基本的に野菜を消化することが苦手です。特に食物繊維の多い野菜は、食物繊維の過剰摂取となり消化不良を招く危険性があります。

以上の野菜は特に繊維質が豊富に含まれているため、犬にとって消化しづらい食べ物です。絶対にダメというわけではありませんが、与える量や与え方には十分注意しましょう。

トウモロコシなどの穀類も、犬にとっては消化しづらい食べ物にあたります。肉食動物である犬は、穀物を消化する機能が発達していないため、胃腸に留まりやすいのです。

またトウモロコシなどの穀類は、犬がアレルギー症状を発症するリスクもあります。初めて与える際は、少量から与えるなど特に注意が必要です。

犬にとって豆類もきちんと噛み砕くことができないため、消化不良や窒息の原因となりやすい食べ物です。

枝豆や落花生は絶対に与えてはいけない食べ物ではありませんが、消化不良を招く危険性が高いです。与える場合はしっかり加熱した後、細かく刻んでください。

また、マカダミアナッツは中毒症状も報告されているため、絶対に与えてはいけません。

では、犬にとって消化しやすい食べ物には、どのような食べ物が該当するのでしょうか。便秘気味の時などは、以下の食べ物を取り入れてみると良いでしょう。

鶏肉やさつまいもなどは、しっかり加熱して与えることがポイントです。りんごも皮を剥いた状態で与えてください。

また先ほど、にんじんは生のまま与えてしまうと消化不良を引き起こす恐れがある食べ物として紹介しました。しかし、しっかり加熱して柔らかい状態で与えると、消化に良い食べ物として与えることができますよ。

いかがでしたか。食べ物によっては愛犬が消化不良を招き、嘔吐や下痢、腹痛などを引き起こす危険性があります。今回紹介した『消化しづらい食べ物』はなるべく控え、消化に良い食べ物をトッピングやおやつ代わりに与えましょう。

情報提供元：わんちゃんホンポ