犬が食べ物を喉に詰まらせた！必ず知っておくべき3つの対処法や予防策とは？

犬が食べ物を喉に詰まらせたときの必ず知っておくべき対処法

これからご紹介するのは、食べ物を喉に詰まらせてしまった犬に「意識がある状態」で行うことができる対処法です。意識を失ってしまった犬には行わないようにしましょう。

犬が意識を失ってしまったとき、これからご紹介する対処法では喉に詰まらせた食べ物を吐き出せないときは、すぐに動物病院へ行きましょう。

犬が食べ物を喉に詰まらせたときの対処法として、“背中を強く叩く”という方法があります。

「背部叩打法」と言い、犬の背後から、犬の肩甲骨の間を5回ほど強く叩きます。吐き出すことができるまで、繰り返し行います。

気道に食べ物を詰まらせてしまった小型犬や中型犬に有効的な方法で、大型犬にはあまり有効的な対処法ではないとされています。

犬が食べ物を詰まらせたとき、吐き出そうと咳払いのような仕草をすることがあります。この咳に合わせて肩甲骨の間を強く叩きます。

犬が食べ物を喉に詰まらせたときの対処法として、「肩甲骨を強く圧迫する」という方法があります。

これは、小型犬にのみ有効的な方法です。中型以上の犬にはあまり有効的ではないとされています。

犬を四つ足で立たせた状態で行います。飼い主さんは犬の背後から、犬の両肩（肩甲骨）に両手をあてがいます。飼い主さんの肘は開いておき、グッと両手で犬の肩甲骨を圧迫します。犬が吐きだそうとするタイミングに合わせて圧迫するのがポイントです。

より詳しくお知りになりたい場合には、「チェストトラスト法」で写真や動画を検索してみてください。

犬が食べ物を喉に詰まらせたときの対処法として、「胸を強く突き上げる」という方法があります。

犬の背後から、犬の胸（上腹部）に両手をあてがい、犬が吐きだそうとするタイミングに合わせて、斜め上に向かって強く突き上げるように圧迫します。気道に詰まらせた食べ物を抱きださせるために有効的な対処法です。

大型犬に有効的な対処法であるとされており、中型犬にも行えますが、小型犬に対しては行わない方がよいとされています。

より詳しくお知りになりたい場合には、「ハイムリック法」で写真や動画を検索してみてください。

ここからは、犬が食べ物を喉に詰まらせないための予防策について解説します。どんな犬でも可能性はありますので、予備知識として把握しておきましょう。

早食いは、犬が食べ物を詰まらせる原因になりやすいです。早食い防止食器を使うことが予防策になります。

100円ショップやホームセンターでもよく見かけますが、正直、安価なものでは効果はない、と言っても過言ではありません。少なくとも、我が家の愛犬たちには一切の効果はありませんでした。

早食いをする愛犬に適切な早食い防止食器を見つけるため、色んな商品を試してみることをおすすめします。

早食いが食べ物を喉に詰まらせる原因になりそうなときは、ドライフードを一粒ずつ手で食べさせることも予防策のひとつです。

時間もかかりますし、手も汚れます。面倒にも思われるかもしれませんが、愛犬の命には代えられません。

ドッグフードではなく、人間の食べ物が、犬が食べ物を喉に詰まらせる原因になりやすいです。

人間の食べ物は、犬が絶対に届かない場所に置く、または引き出しや戸棚に入れておくようにしましょう。

犬に食べ物を与えるときは、小さくしてから与えるようにしましょう。

ドライフードは小粒タイプにする。おやつは手でちぎったり食用バサミで切ったりする。人間の食べ物（食材）を与えるときも同じです。

犬が好みやすいサツマイモ（焼き芋）は、喉に詰まらせやすいです。少量ずつ食べさせてください。

犬が食べ物を喉に詰まらせたときの必ず知っておくべき対処法を3つ解説しました。

これらの対処法は、必ず「意識のある犬」に行ってください。犬が吐きだそうとするタイミングに合わせて行うことがポイントです。

愛犬が食べ物を喉に詰まらせたとき、ほとんどの飼い主は冷静でいられないでしょう。冷静に対処できないでしょう。

落ち着いて適切な対処ができる自信がない、という方は、愛犬が食べ物を喉に詰まらせることがないよう、徹底して予防するようにしましょう。

情報提供元：わんちゃんホンポ