犬が噛みついてしまう原因は人にある？　4つの理由や心理、絶対にやってはいけないNG行為も紹介

犬が人に噛みついてしまう理由や心理

みなさんは犬に噛まれてしまった経験はありませんか？

可愛がっている愛犬に噛まれると痛いだけでなくとてもショックですし、「どうして噛むの～？」と泣きたくなってしまいますよね。

なぜ犬は人に噛みついてしまうのでしょうか？その理由や心理をご紹介します。

犬は自分の身を守るため人に噛みつくことがあります。

人に叩かれたり蹴られたりした経験を持つ犬は、人間の手や足を見ると「また痛いことをされる」と思い、防衛本能から噛んで身を守ろうとするのです。

また、ブラッシングや爪切りなど苦手なことがある犬は、「人に触られると嫌なことをされる」と手にマイナスのイメージを持ってしまい、触ろうとする人のことを噛むようになることもあります。

子犬の頃に飼い主の手にじゃれついて遊んでいた犬は、人の手＝オモチャだと認識し、成長してからも人の手に噛みついて遊んでしまうようになります。

たとえ本気噛みではなくても、遊んでいるうちに犬が興奮して人の手にケガをさせてしまったり、家族以外の人の手を噛んでしまう恐れもあるため、愛犬と遊ぶ時は手ではなく犬用のオモチャを使うようにしましょう。

犬は、歯が生え変わる生後5ヶ月頃になると歯や歯茎がむず痒くなり、違和感を解消しようと人に噛みついてしまう場合があります。

このケースでは、犬の歯が生え変わると噛み癖も自然に落ち着くことがほとんどですが、人を噛むことが習慣にならないように注意しましょう。

噛んでも良いオモチャを与えてあげると、犬のストレスを軽減することができます。

噛まれた人の反応が原因で、犬が噛みつくようになることも多いです。

犬に噛まれた時に「キャー！なにするの！」「いたーい！」などと大騒ぎしていると、犬は「構ってくれている」「噛むとご主人は喜ぶ」と勘違いしてしまいます。

犬に噛まれた時はできるだけ騒がず、低い声で「あッ」「NO」などと言って犬を無視しましょう。そうすると、犬は人を噛むとかまってもらえなくなると理解して噛むことが少なくなるはずです。

次の行為は、犬が人に噛みつくようになる原因となりますので絶対にやらないようにしましょう。

噛みつかない犬にするためには、『人の手に良いイメージをつける』ことがとても重要です。

愛犬がお手入れを嫌がる時は、おやつをあげながら行うなどして手にマイナスなイメージがつけないよう工夫しましょう。

犬を叩く、噛まれた時に騒ぐ、人間の手をオモチャにして遊ばせるのは絶対にNGです。犬が噛んできたら、遊びを中断したり、無視をしたりして「噛むとよくないことが起きる」と教えてください。

「犬に噛まれたら叱るべき」という意見もありますが、優しい飼い主さんが一生懸命「こら～！」と叱っても犬はかまって貰えていると勘違いしたり、本気で叱られ怖い思いをするとさらに噛むようになるなど逆効果になることがほとんどです。

手に良いイメージをつけるよう繰り返し練習をし、噛むと犬にとって良くないことが起きることを粘り強く教えましょう。

犬が人に噛みつくのは多くの場合、人間が原因を作っています。

愛犬に噛まれたら「悪い犬」などと思わず、なぜ噛んでくるのか愛犬の気持ちに寄り添って考えてみましょう。

すぐに改善することは難しいかもしれませんが、時間をかけて教えていけば、噛みつく行為は少なくなっていくはずです。焦らずに愛犬と向き合ってみてくださいね。

情報提供元：わんちゃんホンポ