犬用『ハンモック』ってどんなもの?ケアに便利な吊り下げタイプの使い方と注意点
吊り下げタイプの犬用「ハンモック」の使い方
吊り下げタイプの犬用「ハンモック」とは、犬のグルーミングやトリミングを行う時に便利なグッズのことを言います。
- グルーミングハンモック
- グルーミングスリングハンモック
- トリミングハーネス
- トリミングハンモック
商品名や呼び方は様々ありますが、使い方はどれも同じです。
4つの穴に犬の手足を通す
ハンモックには4つの穴が開けられています。手を通す穴、足を通す穴と、前後があるようなので、よく確認して手足を通します。
S字フックを取り付ける
ハンモックには、S字フックを取り付ける部分があります。ハンモックそのものに穴が開けられている場合もありますし、S字フックを取り付けるためのヒモが縫い付けられている場合もあります。
S字フックを引っかけて犬を吊り下げる
犬の体にハンモックを着用し、S字フックを取り付けたら、S字フックを引っかけて犬を吊り下げるのですが、どこに吊り下げるのかが重要なポイントです。
ほとんどの場合、「洗濯物干し」に吊り下げるようです。または、「ハンガーラック」に吊り下げる方法もよく使われています。
吊り下げタイプの犬用「ハンモック」の注意点
爪切りをする時、手足の裏や肉球周りの毛をカットする時に便利な吊り下げタイプのハンモックですが、使用する際の注意点があります。
耐荷重を確認すること
吊り下げタイプのハンモックには、様々なサイズがあります。XSサイズ、Sサイズ、Mサイズと、超小型犬用~小型犬用のサイズが用意された商品が多い印象です。
Lサイズのある商品では、耐荷重が100㎏と、大型犬も吊り下げることができるものもあります。
商品の耐荷重よりも愛犬の体重の方が重い場合、使用中のハンモックが破損してしまったり、犬が落下して思わぬ事故が起こる可能性があります。
購入する時は、必ず耐荷重を確認するようにしましょう。商品によっては耐荷重が表示されていない場合もありますので、なるべきちんと明示されているものを購入するようにしましょう。
しっかり固定された場所に吊り下げること
洗濯物物干しやハンガーラックに犬を吊り下げる時は、しっかり固定されていることが重要です。
洗濯物干しそのものが落下しやすい状態では、絶対に犬を吊り下げてはいけません。しっかり固定されているか確認してから使用しましょう。
ハンガーラックにはキャスターが取り付けられていることがよくありますが、キャスターが動かないように固定することができるストッパーが付いていなければ危険です。
ストッパー付きでないキャスターが取り付けられたハンガーラックである場合には、使用しない方がよいでしょう。
何よりも犬の落下に注意して!
吊り下げタイプの犬用「ハンモック」は、それまでケアを嫌がって暴れていたような犬がおとなしくなる、ということで人気の商品です。暴れることなく、ケアをさせてくれることが魅力なのです。
しかし、それでもやはり暴れる犬もいます。嫌がって興奮し、落下したことのある犬もいます。興奮し過ぎたことで、チアノーゼの症状を起こした犬もいます。
犬が吊り下げタイプのハンモックでおとなしくなるのは、高い場所に吊り下げられるためです。不安・緊張・恐怖からおとなしくしています。
嫌がって暴れる犬を無理やり吊り下げると落下しやすいです。ハンモックが触れている部分の皮膚を傷つけてしまうこともあります。
テーブルや椅子などの高い場所に乗せるよりも、ハンモックで吊り下げた方が落下のリスクは少なくなりますが、犬を吊り下げた後は絶対に目を離さないでください。
吊り下げられた犬の下にクッションやベッドを置くなど、落下した時の衝撃を少しでも和らげるための対策もしておくとよいと思います。
まとめ
吊り下げタイプの犬用「ハンモック」は、飼い主が犬のケアをする時に、作業しやすくするためのグッズです。
犬にとっては、動きが制限され、体を拘束されるようなものです。決して快適なハンモックではありません。ただ、おとなしくしてくれることで爪切りなどが安全に行える場合があります。
安全に使えるかどうかは、愛犬とよく相談しながら試してみてくださいね。
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