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なお、イベントがイベントですので、爬虫類・両生類・昆虫・奇虫(ヤスデ、クモ、サソリ等)などの写真満載でお送りいたします。写真によってはグロテスクだとお感じになる方もいるかもしれません。閲覧は自己判断でお願い致します。
さて会場は毎年おなじみの静岡ツインメッセというところです。東京から新幹線で1時間少々。おなじみのお店も出展されますので静岡駅ビルにて差し入れ(栄養ドリンクまたはビール)を用意して、会場へ向かいます。
会場に入るとこんな感じです。
所狭しと出展者が並んでいます。お店、用品のメーカー、手作りアクセサリー等を販売している個人出展者、ブリーダー(海外からも)、出版社、水族館などがブースを作っています。
まずはおなじみのお店に差し入れを一通り届けまして、場内をいろいろ見て回りましょう。
カメレオンに力を入れているお店は何件かありますが、こちらはネットケージにたくさんのカメレオンを入れて展示しておりました。大胆な展示で目を引いておりました。カメレオンはやはり子どもには大人気。しかしカメレオンは簡単に飼える動物ではありませんよ。このあたりはお店との会話が大事。こちらがいきなり学名で種別を指定すれば、ああわかってる人なんだなと思ってくれることが多いですが、初めてのお店の場合は自分の飼育経験をきちんと話してからにしましょう。
カメレオンというとこういう色合いを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。これはパンサーカメレオンという種類ですが、産地により様々な色のものがいます。
こちらはヘビのお店。中でもボールパイソンと呼ばれる、小型のニシキヘビの仲間のお店です。いろんな色・模様のヘビが並んでいますが、すべて同じヘビの品種違いです。品種やグレードによってお値段の幅は多様です。
ちょっと写りが悪くて申し訳ございませんが、このヘビは「サンフランシスコガータースネーク」というヘビ。カリフォルニアでは厳重に保護されており、このヘビの死骸が発見されたことで鉄道工事が中断する事態になったことも(参考: https://allabout.co.jp/gm/gc/70363/ )。カリフォルニアの野生個体は出回りません。このヘビはEUで繁殖されたものです。
こんな大蛇の展示も(たぶん売り物)。このヘビが入っているケージのサイズは1200mm、そうすると中のヘビの長さは……?
こちらはヤモリがメインのお店。写っているのは主にヒョウモントカゲモドキですが、これまた様々な品種が作出されています。
カメも爬虫類に分類されますのでたくさん居ます。しかしカメは写真にすると似たり寄ったりで……これは目立っていましたね。ビルマホシガメです。種の保存法に違反しない範囲のカメといては最上のカメではないかと思います。私も飼育していますが、なかなか成長しません。ここまで大きいと……30年は行ってるでしょうか?
この真っ赤な両生類はレッドサラマンダー。北アメリカに生息しています。冷涼な環境に生息するため、夏場の飼育には冷蔵庫が必要です。
ニューカレドニアジャイアントゲッコー。全長30cmに達する巨大ヤモリです。大きさ対比に100円玉置いてみました。どうですこの大きさ?ニューカレドニアの固有種です。フルーツも食べるヤモリです。
巨大ヤシガニ!このハサミで挟まれたら大変なことになります。沖縄諸島に住んでいますよ。
海外からもブリーダーが参加しています。品種改良の多いヘビ・ヤモリが中心です。日本初登場の品種も多くあります。
リクガメに野菜をたべさせてあげるふれあいコーナー。このリクガメはケヅメリクガメという種類で、ここまで大きくならなかったら飼育するリクガメとしてはとてもよいカメなのですが……こういうイベントでのふれあいがメインになりますね。
他にも、ニシキヘビやワニとの記念撮影が出来るコーナーもあります。
最近は鳥の出品も多くなっています。ほとんどは猛禽類で、タカの仲間、フクロウの仲間がたくさん来ていました。フクロウなどはとてもかわいいのですが、猛禽類の食事はスプラッター(解凍した冷凍マウスや冷凍ウズラを与えるのですが、嘴で引き裂きながら食べます)なので、かわいいフクロウも食事シーンに耐えられない人にはおすすめできません。
かわいい鳥の次には奇怪な姿の虫。いや、蟲と書くべきでしょうか。
奇虫もたくさんきています。写真の、500円玉よりも大きく丸まるダンゴムシのようにも見えるタマヤスデ(丸まりますが、ダンゴムシの仲間ではありません)、巨大なヤスデのほか、ムカデ、サソリ、クモ(特にタランチュラ系)、ウデムシなどが見られます。一番インパクトのあるのはウデムシかと思うのですが、隠れているため写真は撮れませんでした。どんな虫か見てみたい方はちょっくらググってみてください。注意!奇虫ですよ!
このカップで売られているのはある昆虫……これ以上は申しますまい。あえて虫の姿が写らないように撮ってみましたよ。
自分の飼っているペットを連れて来場されている人も見かけます。写真は来場者さんのフトアゴヒゲトカゲ。見事なレッドです。かわいいバスケットに入っていますが、飼育者は若いお嬢さんでした。ブラトップのセクシーな服装も見事でしたがそちらは会場に行った人だけのお楽しみです。
こちらは手作りぬいぐるみのお店。ヘビ、カエル共、品種にこだわり、様々な品種を再現して作成されておられます。特にヘビのぬいぐるみは品種ごとにこだわって作られていて、大変すばらしいです。またオオヤスデのブレスレット兼ストラップというすごいものもありました。
さて、今回のレプタイルズショー、最高の人出を記録したとのことです。
場内はとにかく人でいっぱいで、場所によっては歩くのも難しいのですが、こうして上から眺めても、その数の多さが伺えます。
レプタイルズショーではトークステージも行われます。6日のステージではビバリウムガイドの現場監督・冨水明さんのトークショー、7日にはアルフィーの坂崎幸之助さんのトークショーが行われました。
人の多さに疲れましたが、たのしいイベントの一日でございました。
(文・写真:エドガー)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By おたくま経済新聞編集部 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/5590336.html