タイを訪れたXユーザーが「めっちゃ効くけどやっぱりキモすぎる」というコメントともに投稿した虫刺され薬が、12万件超のいいねを集める大反響を呼んでいます。

 瓶を満たす琥珀色の薬液に沈んでいるのは植物?動物?それとも……?

 東京藝術大学の学生で、SNSに自身の作品を投稿するかたわら、グラフィックデザインの依頼などを受けている「田中央」さん。

 このほどXに投稿したのは、タイの市場で購入したという小瓶の画像です。瓶の中は琥珀色の薬液で満たされ、そこにはウネウネとしたビジュアルの、謎の物体がぎっちりと浸かっています。

 一見すると宇宙生物か何かのようにしか見えない謎の物体ですが、田中さんによると中に入っているのは植物。

 パッケージの正面には高麗人参など7種類の植物のイラストが描かれており、どうやらこれらから抽出したエキスなどが入っている様子です。

 価格は日本円で400円ほど。タイ旅行中、チャトゥチャック市場でこの薬を偶然見かけた田中さん。「(衝撃的なビジュアルに惹かれて)何これと話していたところ、店員さんに蚊刺されに効くと聞いて買いました」と話します。

 よく効く虫刺され薬といえば、患部が少しヒリっとするイメージがある人も多いのではないでしょうか。筆者もその1人で、子どもの頃はあの「ヒリっ」が嫌で嫌で仕方ありませんでした。

 しかし田中さんに使用感をうかがってみると「痛みはないです」とのことです。

 「普段の蚊に刺され薬のようなサラッとした感じと言うよりは、オイリーでトロッとしています」(田中さん)

 肌に塗るとメンソールとコーラのグミのような、ほんのりと甘いにおいがするのだとか。

 一年を通して高温多湿なタイは、蚊が多い国。虫刺され薬も、日本より強力なのかも知れません。

<記事化協力>
「田中央」さん
X:@ou_1104
Instagram:@ou_1104

(ヨシクラミク)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By YoshikuraMiku | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025080403.html
情報提供元: おたくま経済新聞
記事名:「 見た目が強烈すぎる……中身が気になるタイの虫刺され薬が話題に