東京都豊島区は3日、2025年3月1日付で、東池袋一丁目を南北に走る区道の通称名を「アニメイト通り」と設定したことを発表しました。

 地域の方々の要望を受けての名称決定とのことですが、SNSでは賛否両論の声が寄せられています。

 「アニメイト通り」として設定されたのは、TOHOシネマズ池袋などが入るHareza Towerから中池袋公園、アニメイト池袋本店、グランドスケープ池袋を経て、サンシャイン60通りを渡り、グリーン大通りへと抜ける430mの区道。

 豊島区は区道の起点となる「Hareza 池袋」の周辺について「マンガ・アニメに関連したにぎわいの向上が見られ、地域資産としての価値が高まってきました」とコメント。

 こうした状況の中、地域の方々から区道の通称名を「アニメイト通り」にしたいとの要望が上がり、62路線目となる名称設定の決定に至ったとのことです。

 SNSでは親しみやすく、池袋らしさも感じる名称を歓迎する声があがる一方で、一企業の名称が通りの名前になることや、通りに「アニメイト」以外の企業・店舗があることなどから、少なからず否定的な意見も上がっています。

 ただ、豊島区が区道に通称名を設定するのは平成2年度から行っている取り組み。おなじみの「サンシャイン通り」「サンシャイン60通り」もこの取り組みの一環として設定されたものです。

 いずれの通りも設定当初は、今回と同じような批判を受けたのかもしれません。

 今はまだ違和感を覚えるかもしれない「アニメイト通り」ですが、時間とともに耳に馴染んでいき、いずれは池袋を代表する通り名になっていくのではないでしょうか

 なお、サンシャイン前交差点から「サンシャインシティ」の向かいを通って東池袋3丁目の交差点へと抜ける、通称「乙女ロード」とは別物です。

<参考・引用>
豊島区公式HP「東池袋1丁目の区道通称名を「アニメイト通り」に設定」

(ヨシクラミク)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By YoshikuraMiku | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025030405.html
情報提供元: おたくま経済新聞
記事名:「 豊島区が発表の「アニメイト通り」に賛否 通称設定は平成2年度からの取り組み