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夏休みも残りあとわずか。たまった宿題を大慌てでやっている学生も多いのではないでしょうか。
そんな中、XユーザーのKenji Nakatsukaさんの次女で、現在小学2年生の娘さんは自由研究のテーマにペンギンを選択。細部にまでこだわった見事な骨格標本を完成させました。す、凄い……。
Nakatsukaさんの投稿によると、娘さんは無類のペンギン好きなのだとか。骨格標本については組み立てを手伝ったものの、パーツの部分は娘さんがほぼ自力で作ったといいます。
娘さん作によるペンギンの骨格標本の投稿に集まったいいねの数は3万4000件超。コメント欄には「天才少女」「素晴らしい才能!」などの声が数多く寄せられています。
ちなみに骨格標本は100円ショップで販売されている手芸や工作用の軽量樹脂粘土で作成。さらに娘さんは骨格標本だけでなく、ペンギンについて10ページほどのレポートもまとめています。
レポートには「ペンギンの体のふしぎ?」や「ペンギンはきょうりゅうだった!?」、「頭のほねの形のちがい」や「ペンギンと人のほねのちがい」などが詳細に解説。
もちろん、「ペンギンのほねについて」も紹介されています。「さこつ」や「りゅうこつとっき」、「ふしょこつ」や「そくしこつ」など、様々な骨について丁寧に説明。
このレポートも、とても小学2年生の女の子が作ったとは思えないほどの充実した内容です。いったい、どのように自由研究を行っていたのでしょうか。
―― 娘さんがペンギンを好きになったのは、いつ頃からでしょうか?
3歳上の姉がサメ好きで、それに付き合い小さい頃から一緒に水族館に行っていたら、今度は妹がペンギンにハマったようです。
5歳くらいの時にペンギンを見て、「白黒の体と目の色が綺麗で可愛い」と思ったそう。本人曰く、「動きが好き」「歩き方が種類によって違うのが可愛い」とのこと。
―― たしかにペンギンの動きは可愛くて面白いですね。骨格標本は、どのようにして作ったのでしょうか?
近場にペンギンの骨格標本を見られる場所がなかったので、家にあったペンギンの本や図書館で借りた本、インターネットでペンギンの骨格標本の写真や画像、3Dデータなどを見ながら作成しました。完成までは大体2週間くらいで、資料作成は1週間くらいです。
―― 骨格標本を作る上で大変だったことなどを教えてください。
本人曰く、「肋骨を作る際に粘土を細くするのが大変でした」「首の骨の形が複雑だったので同じようにたくさん作ることが一番苦労しました」とのことです。
資料集めの観点では、ペンギンの属によって大きさや形が違うことがわかり、ケープペンギンと同属で骨の資料を探すのがとても大変でした。
―― もはや小学2年生の自由研究のレベルをはるかに超えていますね。
完成直後は「やっと終わった……」と、完成した喜びより作業が終わった喜びが先行していました。次の日にあらためて完成品を見て、思っていた以上に大きくなってしまったので本人もビックリしていました。
最初は出来るか不安だったけど、資料集めから骨格標本の作成を経て、「最後までやり切ることができた」という自信がついたようです。
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今回の自由研究で娘さんはたしかな経験と力を身につけたようですね。娘さんの将来はもちろん、来年はどんなテーマでどのような自由研究をするのか楽しみです。
<記事化協力>
funfan / Kenji Nakatsukaさん(@funfan2nd)
(佐藤圭亮)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 佐藤圭亮 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024082902.html