エッセイ漫画家・イラストレーターかつ一児の母である「志士ノ まる」さんが、6歳の息子さんのために作った「外出時のトイレの注意点をまとめた豆本」に、Xで注目が集まっています。

 豆本には、「便器の使い方」や「流すボタンの説明」「こわい!と思ったらすぐに出てくる」など、子どもがひとりで用を足すポイントがやさしいイラスト付きで分かりやすく描かれています。これはかなり便利かも。

 同じくらいの年代の子どもを育児中のママパパは、お子さんをひとりでトイレに行かせることに不安を覚えている方もきっと多いことでしょう。子どもと同性であれば一緒についていくことも出来ますが、異性の場合はなかなかそうもいかなくなってきますよね。

 志士ノまるさんの息子さんは、自閉スペクトラム症と軽度の知的障がいがあり、現在療育などでも男子トイレ促しをしてもらっていたところ。一緒に女子トイレに入るのも厳しくなってくるのもあり、しっかりと教えていかないとなと思い、制作に至ったのだそうです。

 豆本サイズにしたのはもちろん、外でパッと見られるようにするため。特にトイレのボタンなどはときどき大人でも困惑する時があるので、言葉で伝えるより絵に描いた方が、記憶にも残りやすいのは明らかでしょう。志士ノまるさんの工夫が詰まった作品となっています。

 ただ、実際に息子さんに見せた時はあまり興味を持ってもらえなかったそうで、志士ノまるさんの父に付き添ってもらった時は、立ち便器で用を足していたなど、想定していなかったことも発生していたのだとか。

 こうした状況をふまえ、今後内容をアップデートすることも検討しているとのことでした。

 投稿には2万件弱のいいねのほか、同様の悩みを持つママパパから「これうちの子にも見せたい!」「こわい!と思ったらすぐに出てくる、が大事すぎる」といった絶賛の声が相次いでいます。

<記事化協力>
志士ノ まるさん(@shishishishimr

(山口弘剛)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛‌ | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024081102.html
情報提供元: おたくま経済新聞
記事名:「 「ひとりでトイレにいくときは」母が6歳息子に作ったイラスト豆本が便利すぎる