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日本の夏の風物詩である盆踊り。盆踊りといえば「月が~でたでた~」でお馴染みの炭坑節や「踊りお~どるな~ら、ちょいと東京音頭」の東京音頭などが昔から馴染みのある定番音頭です。
他にも数えきれない音頭が存在し、そのほとんどが誰でも踊りやすいゆったりとしたテンポであることが特徴ですが、名古屋では思いもよらない曲が盆踊りの音頭として定着しているようで……。
漫画家の安藤正基さんがSNSに投稿したエピソードが話題となっています。安藤さんは名古屋をはじめ、東海地方のあるあるネタを詰め込んだ漫画、「八十亀ちゃんかんさつにっき」の作者。6巻に収録したエピソードを抜粋して紹介しています。
名古屋では1985年に大ヒットした荻野目洋子さんが歌う「ダンシングヒーロー」が盆踊りの音頭として採用されているとのこと。「ダンシングヒーロー」は、2017年の登美丘高校ダンス部が踊った「バブリーダンス」の曲としても話題となりました。
たしかに、曲にあわせて思わず体を動かしたくなるダンスナンバーではありますが、ゆったりとしたイメージのある盆踊りにマッチしているのでしょうか?
漫画の中でも、「ダンシングヒーロー」にあわせて勢いよく踊る八十亀ちゃんの姿に、東京育ちの陣界斗は「なんだこのミスマッチな光景!?」と衝撃を受けています。
コメント欄には、「名古屋ではメジャー」、「一番盛り上がる」、「ローカルだったの?」といった声に加えて、実際にダンシングヒーローで盆踊りをしている動画が集まっており、名古屋では本当に「ダンシングヒーロー」が盆踊りの定番曲になっているようです。
また、「三河でもいたる所で流れてる」、「地元岐阜県だけど、盆踊り定番曲」、「知多半島の某町も」、「三重県民でも踊る」、「大阪でも」、「東京都中央区にも」など、東海地方を中心に、他の地域でも採用されているといった意見も。
どうやら「ダンシングヒーロー」で盆踊りという文化は、徐々に全国へと広まりつつあるようです。近い将来、全国の盆踊り会場でダンシングヒーローが流れる日がくるかもしれませんね!
<記事化協力>
安藤正基 最終巻発売中!さん(@aichidoughnut)
(一柳ひとみ)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 一柳ひとみ | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024073003.html