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暑い夏を乗り切るための定番ひんやりスイーツ「かき氷」。自宅で楽しむことも出来ますが、かき氷機を用意したり、氷を作ったり削ったりと、意外と大変ですよね。
そんな手間を究極まで省いた省エネかき氷を、農林水産省がXアカウントで紹介しています。ジャムと牛乳を混ぜて冷やすだけ、というかき氷が、本当においしいのか、今回検証してみることにします。
このレシピは、元々2023年7月に紹介されたもの。当時のレシピは砂糖と牛乳を混ぜてレンジで温めたものを、冷凍庫で固める「ミルク氷」となっていますが、今回は砂糖の使用やレンチンもなし。代わりにジャムが用いられています。
用意した材料は以下の通り。
【材料】
・フリーザーバッグ(Lサイズ)
・牛乳(400ml)
・イチゴジャム(大さじ4)
ちなみに農林水産省の元の投稿ではぽんかんジャムを使用していましたが、入手できなかったため一般的に入手しやすい「イチゴジャム」で検証しています。
材料を手元に用意したら、早速作っていきましょう……というほど、手間もないのですが。フリーサーバッグに牛乳400mlとイチゴジャム大さじ4をくわえて、封をしたら軽くもみ込みます。
よく混ざったら、後は冷凍庫に入れて固まるまで待つだけ。これだけで本当においしいかき氷になるのか、簡単すぎてやや不安はありますが、信じて待つことにしましょう。
一晩明け、固まっているのを確認したら取り出し、袋の上から麺棒などで細かく砕きます。これを器に盛り付ければ完成。フワッと牛乳の香りがして、うっすらとピンクに色付いてはいるものの、味のほうは果たして……。
早速ひと口食べてみましょう。食感はひんやりシャリシャリとしていて、たしかにかき氷のよう。味はミルクに甘みが加えられ、まるで練乳のような味わいに。そこへほんのりとイチゴの風味が香ります。
例えるなら練乳イチゴのかき氷を食べているような感覚でしょうか。ジャムが少なかったのか、イチゴの風味が若干弱く感じましたので、もしも濃い味が好みの方は、ジャムの分量をもう少し増やしてみても良いかもしれません。
とはいえ、材料を混ぜて冷やし固めるだけ、という手軽さでこのようなかき氷が作れてしまうのには驚きしかありません。これならば小さなお子さんでも安全に作れますので、夏休みのおやつにもぴったりでしょう。
なお、筆者宅にはちょうどイチゴ果汁入りの氷みつ※があったので、これをかけてみることにします。すると……よりイチゴの甘みが濃くなり、一層練乳イチゴのかき氷風に変化。
イチゴにイチゴを足しているわけなので、合わないはずがない組み合わせではありますが、もしも最初の作り方で「ちょっと物足りないな」と感じた方や、より濃い味を楽しみたい方は、ジャムと同じ味の果汁入り氷みつを用意しておくと良いでしょう。
そうなるとだいぶ種類が絞られてしまいますが……もしもイチゴ味で楽しみたい方は、この食べ方もおいしかったのでぜひお試しあれ。
<参考・引用>
農林水産省(@MAFF_JAPAN)
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024072704.html