「立ちション」か「座りション」か……。よく話題になる論争ですが、掃除をする立場としては、せめて自宅のトイレでは「座りション」でお願いしたいという人も多いのではないでしょうか?

 トイレ屋へっちゃんさんが「久しぶりに友人が我が家に遊びにくることに際しまして、配偶者がそっとコレを置いてました」とSNSに投稿したのは、自宅のトイレに置かれたある案内板の画像。3万件近くのいいねが集まるなど話題となっています。

■ 「男性も座ってご使用ください」

 自宅のトイレで撮影された画像に映るのは、「男性も座ってご使用ください」と書かれた案内板。このプレートは、投稿者の友人である男性2名を自宅に招くにあたり、妻がAmazonで購入したものだそうです。

 妻曰く、「気の知れた友人になら口頭で言えるけど、夫の友人には言いにくい」ため、プレートでアピールを試みたとのこと。確かに、トイレに向かう夫の友達に口頭で「座りションで」と伝えるのは気が引けますよね……。

 結局、友人たちはトイレを利用はしたものの、プレートについてはノーリアクションだったとのこと。投稿者も含めた全員が「座りション」派のため、妻の心配は杞憂に終わったようです。

■ 「絶対必要」「購入しよう」などの声

 コメント欄には、「当然」、「絶対必要」、「トイレ掃除したらどれだけ大変かが分かる」といった「座りション」賛成派からの声や、「便座にひっかけてこそ男」、「男は立ってやりたい」、「座るのは不衛生」といった「立ちション」派からの意見が集まっています。

 また、「いろいろと配慮が必要」、「座ると漏れなく固形物も出る」、「うちは来客のある日だけ便座と便器をPPテープで固定」といった様々な声に加え、「手作りですか?」、「どこに売ってるのかなぁ」、「欲しい」など、このプレートに興味を持った人からのコメントも。

 投稿者によると、最近では似たようなプレートをコンビニなどの男性トイレでよく見かけるようになったのだとか。そのため「こんなのあるんだ」、「買ってみたい」といったコメントが意外だったとのこと。この案内を初めて見た人や知らなかった人がいることに驚いたといいます。

■ 「立って使用するトイレ」の方が圧倒的に綺麗

 投稿者は、住宅の設備に携わって15年という水回りの専門家。仕事柄、「立って使用するトイレ」の方が圧倒的に綺麗であることを身に染みて知っているといいます。ただ、座ってする場合は、便座裏の汚れが気になるのも事実。たまには便座を上げての掃除が必要だそうです。

 投稿者が運営するYouTubeチャンネル「トイレTV」では、トイレや蛇口を直す方法など、水回りに関する有益な情報が紹介されています。また、投稿者が運営に携わっている「水道屋さんドットコム」では、水回りで困った時に近くの水道屋を見つけることができるそうです。

<記事化協力>
トイレ屋へっちゃんさん(@suidouya3Toilet

(一柳ひとみ)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 一柳ひとみ | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024063002.html
情報提供元: おたくま経済新聞
記事名:「 自宅のトイレに置かれた「男性も座ってご使用ください」の案内に様々な声