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「これがこうなる」のハッシュタグと共に、鉛筆削りのビフォーアフターをXに投稿した「ゆうすけ」さん。よくある文房具が赤と黒に美しく塗装され、ガンダムシリーズに登場する「ネオジオン」のロゴが新たに取り付けられています。これはかっけぇ……!
元々は鉛筆削りの修理を息子さんに頼まれていたそうで、さぞ喜んだこと……と思いきや、何と怒られてしまったのだとか。ちょっとやりすぎてしまったでしょうか……。
この写真、実は今からさかのぼること3年半前に撮影されたもの。息子さんは当時小学5年生で、ガンダムやガンプラが大好きだったのだそう。
そんな息子さんから、ある日鉛筆削りの修理を頼まれたゆうすけさん。依頼の内容はケースから外れた鉛筆削りを、ただ単に接着剤でケースに固定してほしい、という簡単なお願いでしたが、プラスチックケースの表面にヒケ(表面のくぼみ)があるのが気になってしまい、勝手にやってはダメだと葛藤しながらも、気付くと手にはヤスリとパテが。
そのままきれいに表面処理を施すと、色味が白濁してしまうので、こうなったらあとはもう塗装するしかありません。「機動戦士ガンダムUC」に登場するMS「シナンジュ」のシールドをイメージし、配色・加工を行いました。
完成品を見て「我ながらカッコ良くなった」と、ゆうすけさんも自画自賛の出来栄えでしたが、息子さんに渡すと「こんな派手なん、学校に持っていかれへんわ」と、思いも寄らぬ反応が。
さらに妻にも注意を受け、自分の独りよがりな行為に深く反省したとのこと。気持ちは分からなくもないですが……やはり事前に相談するべきだったのかもしれませんね。鉛筆削りはその後しばらく、息子さんの机の上に置かれたままになっていたそうです。
ところがこの話、実はこれで終わりではありません。今回のポストを行った後、「そういえばこの鉛筆削りはどうなったのだろう」と気になったゆうすけさんは、思い切って息子さんに聞いてみたのだそう。
現在息子さんは中学三年生。「友達にあげちゃったか、なくしてしまってるだろうな」と思いきや……「ゴメン。傷がついちゃってるわ」とペンケースから取り出して、見せてくれたそうです。
思いがけない出来事に、思わず「胸が熱くなり、嬉しさで涙があふれそうになった」とゆうすけさん。実はゆうすけさんが過去に、息子さんのリクエストに応えてプレゼントした作品も、いくつかは大切に部屋に飾ってくれているのだそう。
面と向かっては少し気恥ずかしいのかもしれませんが、心の中ではきっと父のことを理解し、父の作品のファンでいてくれているのでしょう。今回の出来事はゆうすけさんにとってもまた、忘れられない家族の思い出のひとつとなったに違いありません。
<記事化協力>
ゆうすけさん(@yu5ukejbk)
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 配信元URL:息子の鉛筆削りをネオジオン仕様に大改造!……するも怒られてしまい反省の父