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飲食店などで最近よく見かけるようになったネコ型配膳ロボット「BellaBot(ベラボット)」。このロボットが飲食店以外でも活躍していることをご存知でしょうか。
ベラボットの公式X(Twitter)が導入先として紹介したのは、なんと特別養護老人ホーム。食事や荷物を運ぶたけではなく、利用者の癒やしにもなっているようです。
今回、紹介されたのは大分県にある「Greenガーデン南大分」。ベラボットが食事はもちろんのこと、利用者の荷物を運んでいる様子が写真に写っています。頑張って働いている姿に、なんだか心がほっこり。
さらに「おじいちゃん、おばあちゃんにもベラちゃん人気なのニャ」と公式Xがコメントしているように、おばあちゃんに頭を撫でてもらって喜んでいる写真も。可愛い笑顔で人気を集めているようです。
ベラボットの活躍の場や評判などについて、公式アカウントを運営している、株式会社DFA Roboticsの担当者にくわしくうかがいました。
―― 飲食店以外への導入は、ベラボットの発売当初からあったのでしょうか?
ないです。ベラボット発売当初は飲食店への導入がほぼでした。その後、2023年からホテルや旅館内のレストランに導入が広がり、2024年に入ってから工場や病院など、飲食店以外の領域にも広がっております。
―― 具体的には、どのような領域に?
カテゴリーとしては、ホテル・旅館・カラオケ店・空港・病院・工場・温浴施設・介護施設・オフィスなどがございます。ホテルや旅館は、施設内のレストランで配膳・下げ膳ロボットを導入いただいたり、ロビーや廊下で清掃ロボットを活用いただいたりするケースもございます。
―― 飲食店以外の導入では、今回のような介護施設が多いのでしょうか?
飲食店の次に多いのはホテル・旅館になります。
―― 介護施設での評判を教えてください。
今回記事にあるGreenガーデン南大分さまでは、ベラボットが登場すると拍手が起きるなど喜ばれているそうです。また、ご利用者さまだけでなく、働かれている職員の方も、通りすがりにベラボットを撫でたりするなど、仕事中のリフレッシュや癒やしにつながっているようです。
他にも清掃ロボットが導入されている施設もございますが、ロボットに目がついていてキャラクター性があるため、受け入れが良かったと聞いております。
ロボットから音声を出すことができるのですが、職員さんがその日の天気や「体調はどうですか?」などのコメントを入力されているそうで、それを見たご利用者さまが「今日も晴れているね」「仕事がんばっているね」などロボットに話しかけているそうです。
―― 飲食店や介護施設などの他にベラボットの少し変わった導入先などはありますでしょうか?
最近ですとオフィスの書類や備品配送でベラボットを導入いただきました。ありがたいことに今回のような介護施設や病院からのご要望が多いため、引き続き導入支援を行っていきます。
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技術の進化により、今後もまだ沢山の可能性を残しているロボット。これからは飲食店だけでなく様々な場所で私たちの仕事を助け、多くの人を笑顔にさせる姿を見かけることが増えていきそうですね。
<記事化協力>
ネコ型配膳ロボットのベラボット公式X(@DFAroboticsInc)
<参考>
BellaBot介護施設導入事例
(佐藤圭亮)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 佐藤圭亮 | 配信元URL:https://otakei.otakuma.net/archives/2024060401.html