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みなさんはメガネレンズなどの製造を行っている「HOYA」をご存知でしょうか。さらに、そこのあなた!今「ホーヤ」と読みました?「ホヤ」と読みました?
こんな疑問が、おたくま経済新聞によせられました。確かに「ホーヤ」「ホヤ」のどっちだろう?HOYA株式会社に取材してみました。
今回「HOYA」についての疑問をよせてくれたのは、福岡の情報サイト「福岡アンテナ」の管理人さん。
同サイトで4月4日に公開された記事、「【ご注意】メガネがすぐに作れなくなっています(レンズ供給停止中)」の準備中に、同じ話題を扱ったニュースの中で、アナウンサーの方が社名を「ホーヤ」と呼んでいたことで疑問に思ったのだそう。昔CMでは「ホヤ」って呼んでたよね?と。
そこで、HOYAグループのメガネレンズ事業「HOYAビジョンケアカンパニー」の公式YouTubeも確認してみたところ、レンズの商品名「HOYALUX」は「ホヤラックス」。HOYAのレンズを総合的に指す「HOYAレンズ」は「ホーヤレンズ」と使い分けていることが判明。
「商品名だと『ホヤ』で、会社名だと『ホーヤ』になる……とか?」と予想していました。
確かに使い分けがあるのか、気になりますね。この件についてHOYA株式会社に取材を申し込んだところ、即快諾。「HOYA」について詳しくうかがうことができました。
――まず最初に「HOYA株式会社」の名称の由来を教えてください。
「HOYA」の名称は、1960年に社名変更した「株式会社保谷硝子」からとなります。創業地が東京・保谷町(現在の西東京市)であったことから由来されています。
――地名に由来していたんですね。では、社名である「HOYA」の読み方を教えてください。
「ホーヤ」が正式名称です。正式な場では「ホーヤ」を使用します。
現在、メガネレンズ部門では業界内に定着し、呼びやすい「ホヤ」で親しまれています。「ホヤ」の呼び方に関しては、愛称のようなイメージでとらえていただけますとうれしいです。営業マンも全国のメガネ店さまも呼びやすい「ホヤ」を使用する方が多いのが現状です。
――だからHOYALUX(ホヤラックス)など、商品名だと「ホヤ」になるんですね。
はい。現在、メガネ業界で定着している呼び方の「ホヤ」を採用し、ホヤラックスという呼び方をしています。HOYALUXは、当社の遠近両用レンズなどをそろえる累進屈折力レンズのブランドの総称です。
当社として初のオリジナル累進屈折力レンズは「HOYA V3」となっています。その後、社名を入れたブランド名を作りたいという思いから「HOYALUX」ができ、現在様々な設計で開発。消費者の快適な見え方を提供するレンズとして出荷されています。
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どうやら正式な呼び方は「ホーヤ」であるものの、呼びやすくて業界内で親しまれている「ホヤ」を商品名などで使用しているようです。
基本的にはどちらで呼んでも良いとのことなので、アナウンサーのように正式な読み方を意識する仕事の方や、HOYAオフィシャルに関わる方以外は、あまり深く気にしなくても問題なさそうです。
<記事化協力>
HOYAビジョンケアカンパニー
福岡アンテナ公式X(@fuku_an)
(佐藤圭亮)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 佐藤圭亮 | 配信元URL:https://otakei.otakuma.net/archives/2024042603.html