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ハズレなしのキャラクターくじ「一番くじ」が発売から20周年を超えたことを記念し、2月23日と24日の2日間、池袋のサンシャインシティで「一番くじ超20周年祭~サンキューペリペリマッチ~」が開催されました。
前日にはPRイベントも開催。くっきー!さんや令和ロマンの2人、本田望結さんがゲストで登場し、ギネス記録に挑戦しました。
「一番くじ」が誕生したのは1996年。当時は風力でくじを混ぜる「とるとるキャッチャー 一番くじ」でした。コンビニで現在の形態による「一番くじ」を開始したのは2003年。2009年には最後に残ったくじを引くと必ず手に入る「ラストワン賞」が初めて導入されます。くじ券自体も「スクラッチタイプ」から「圧着タイプ」、現在のペリペリめくる「ジッパー刃タイプ」へと進化。
このような過程を経て多くの人たちに定着していった「一番くじ」。2003年~2023年度のくじ券総発行枚数は約7億5000万枚超。全国の取り扱いも約6万6000店舗まで増え、2023年度の国内売上は724億円が見込まれています。
「一番くじ超20周年祭~サンキューペリペリマッチ~」では、歴代フィギュアや新商品など150以上の商品を一挙に展示。「一番くじ」の歴史や魅力を、展示を通して楽しめるようになっていました。さらに「ワンピース」や「機動戦士ガンダム SEED×コップのフチ子」、「牛乳石鹼」や「うさまる」の新商品先行販売も実施。
内覧会で会場を実際に訪れてみると、大きなフロアにズラリとフィギュアが並べられていて圧巻の一言。
特に目を引いたのは「ドラゴンボール」と「ワンピース」のコーナーで、それぞれのフィギュアが特大のひな壇に飾られていて、圧倒的な迫力。他にも来場特典として「一番くじの一番くじ」があったりするなど面白そうな企画も行われていました。
PRイベントには、「一番くじ 野性爆弾くっきー!」の発売が決定した野性爆弾のくっきー!さん、2024年で20歳になり超20周年を迎える?本田望結さん、M-1グランプリ2023で1番手として登場すると見事1番になった令和ロマンの髙比良くるまさんと松井ケムリさんが登場。
くっきー!さんは、「PR?できる限りの僕なりのPR。みなさんが思っているPRと僕が思っているPRが、どれくらい合致しているか分からないですけど、僕なりのPRをPRしていきたいと思います」と、PRを連発してさっそく会場に訪れた人たちを笑わせます。
ゲストの挨拶が終わると、ギネス認定員を招いてギネス世界記録に挑戦。くっきー!さんたちが挑むのは、「くじ券で作る最大のモザイク(イメージ)」。ギネス認定員から「くじ券同士に大きな隙間や重なりがあってはならない」などの判定基準が紹介されると、会場は少し緊張感が増します。
ここで途中まで作られたモザイクアートのお披露目。株式会社BANDAI SPIRITS執行役員ロト・イノベーション事業部GMの藤田寛之さんとゲストが中央の赤いボタンのところへ集まり、モザイクアート公開の準備をします。
司会の「3!2!一番くじ~!」という掛け声とともにボタンをプッシュすると後ろの垂れ幕が落ちて巨大なモザイクアートが姿を現します。モザイクアートの圧倒的な大きさや、くじ券が一枚一枚ビッシリ貼られていることに、ゲストもビックリ。本田さんは「凄い!」を連発して目を丸くしていました。
高さは5.6m、横幅は9m、使用したくじ券の数は2万2610枚。描かれているのは「冨嶽三十六景 凱風快晴」です。これはイベント初日の2月23日が「富士山の日」で、日本で「一番高い」山の富士山と一番くじを掛けているのだとか。
このモザイクアートは未完成。5か所隙間があり、ここにゲストの4人とBANDAI SPIRITSの藤田さんが最後のくじ券を貼り付けます。ズレて貼ったりしたらもちろん挑戦は失敗。最初に挑戦するのは本田さんと藤田寛之さん、続いてくっきー!さんが貼っていきます。それぞれ貼り終わると、綺麗に貼れたことに成功を確信したのか、くっきー!さんが早くもガッツポーズ。
最後は令和ロマンのくるまさんと松井さんが貼り付けて完成させます。全身を使ってくじ券を貼り付けるくるまさん。しかし、貼り終わったくじ券を本田さんが「待って!待って!」と心配そうに見つめます。隙間があいている疑惑が浮上したものの、これは「板の隙間だから」とくるまさんは説明。会場は「大丈夫か?」と不安な空気が流れます。
この空気の中、ギネス認定員がチェックして審査。結果を待つ間、司会から心境を問われたくるまさんは「ギネスであろうがなかろうが素晴らしい作品であることには変わりありませんから」とコメント。「全然、自信ないじゃん」と松井さんから突っ込まれていました。
いよいよ結果発表。ギネス認定員から「見事、世界記録達成です!」と発表されると、みんなで大喜び。会場から大きな拍手が起こります。感想を聞かれた本田さんは、みんなを心配させたくるまさんをあげ、「こういうところで失敗する感じなんだと、ドキドキした」と振り返り、本当にヤバい人だと思ったといいます。
ギネス世界記録への挑戦が終わると、トークセッションへ、「一番くじ」の魅力について質問された本田さんは「ペリペリめくるのが大好き」と回答。くるまさんも「一回やったら、やめられない」と共感します。
「一番くじ」を引く時にやっているジンクスについて、松井さんは「お店に媚びを売る」とのこと。できるだけお店で単価の高い商品と一緒に購入しているそう。相方のくるまさんは「僕もまったく同じことをしています」とボケて会場の笑いを誘っていました。
他にもくっきー!さんが「一番くじ」で商品化されることを受け、本田さんと令和ロマンに事前に「自分が一番くじになったら、どんな商品を作るか」という質問も。
「一番くじ 本田望結」のA賞を考えてきたという本田さん。一番くじの形をしたフリップをめくると「24時間氷上生活」の文字が。寝てもダメという本田さんに対して、「ハード」「当たりじゃない」などのツッコミが飛びかっていました。
「一番くじ 令和ロマン」のG賞を考えてきたという松井さんの答えは「ケムリ使用済みストロー」。全国のやくみつるさんに届いてほしいと願いを込めて提案します。一方、「一番くじ 令和ロマン」のラストワン賞を考えてきたくるまさん。フリップをめくると、そこにはなにやらオーラのようなものをまとったネクタイ姿の人間が描かれています。
「ケム完全体」と紹介する、くるまさん。どうやら「ドラゴンボール」のキャラクターであるセルの完全体をオマージュした松井さんのフィギュアのよう。サイズは本人の2倍はあるとのことでした。
取材協力:株式会社 BANDAI SPIRITS
(取材・撮影:佐藤圭亮)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 佐藤圭亮 | 配信元URL:https://otakei.otakuma.net/archives/2024022602.html