リアルすぎる「カニスプーン」爆誕　カニのハサミとスプーンを合体

　カニのハサミとスプーンを合体させた「カニスプーン」が爆誕。SNS上で注目を集めています。

　作者はイワシ金属化さん。代表作の「イワシスプーン」をはじめ、カニを戦車のような造形にした「カニ戦車」などを製作販売している人物です。

　特に代表作の「イワシスプーン」は有名で、購入者がSNSに投稿した写真で見たことがある人も多いのではないでしょうか。

　こうしたユニーク作品を作り始めたのは、イベント用の「オマケ」として金属で小物を作ったことだったそうです。すると、小物の方が人気になってしまったのだとか。

　「深く考えすぎないほうが良いものが生まれます」とイワシ金属化さん。多くの人から注目を集める作品というものは、そういうものなのかもしれません。カニスプーンの製作期間も、わずか1日だったそうです。

　イワシ金属化さんが作品を作る上でこだわっている点は「必ず本物を使用する」こと。デジタルで作ると精巧には作れるものの、「整ったおもちゃ」になってしまって「怪しさが減る」とのこと。カニ戦車も同じで原型には本物を使用していると明かします。

　「またつまらぬ物を作ってしまった」とカニスプーンについて語るイワシ金属化さん。ただ、この「つまらぬ物」が多くの人にとっては大好物。

　作品を紹介したSNSへの投稿には「めちゃめちゃカッコいい」「想像していたカニスプーンよりもカニスプーン」などの声が寄せられており、購入希望者が続出。

　カニスプーンの販売は今後予定されており、量産も順調に進んでいるようです。イワシ金属化さんは「変わった人は買ってください」と呼びかけています。

　ちなみに最近、作品の販売価格を値上げしたとのこと。理由は材料費の高騰なのだそうです。物価高騰の波は、こんなところにまで影響を及ぼしているのですね。

＜記事化協力＞
イワシ金属化さん（@nagiasa61）

（佐藤圭亮）

情報提供元：おたくま経済新聞