しらんかった！灯油ポリタンクは5年目安で交換推奨　メーカーが注意喚起

　冬の暮らしに欠かせない「石油ストーブ」。急激に気温が下がり、慌てて押し入れから引っ張り出したという方もきっと多いことでしょうが、本格的に使いだす前に、一度「灯油ポリタンク（灯油缶）」の製造年月を確認したほうが良いかもしれません。

　岩谷マテリアル株式会社では、ポリ袋の「アイラップ」をはじめ、「灯油用ポリエチレンかん（灯油缶）」なども取り扱っています。そこでアイラップ公式X（Twitter）が「注意喚起」として投稿したのが、灯油ポリタンクの交換目安。

　灯油ポリタンクはプラスチック製で経年劣化が起きるため、5年を目安に交換が推奨されているそうです。し……しらんかった！

　投稿に添付された「日本ポリエチレンブロー製品工業会」の資料によると、経年劣化が起きた灯油ポリタンクの判断は「ひび割れ・色あせ等があるかどうか」。特に、直射日光や雨・風はプラスチックの天敵。ベランダなど、屋外にて灯油ポリタンクを保管している方は特に注意が必要です。

　製造年月は灯油ポリタンクの側面に記されており、円の中央に記された2桁の数字が「製造年」、矢印の先が差している数字が「製造月」となっています。

　交換の際は合わせて「日本ポリエチレンブロー製品工業会」がJIS規格をパスしたものに貼る「灯油かん推奨認定ラベル」が添付されているかどうかもチェック。これが貼られていれば、品質に信頼の置ける灯油ポリタンクであると判断する目安になるでしょう。

　投稿には「ポリタンク一生ものだと思ってた」「5年が目安だと！？」と驚きの声が。かく言う筆者もそのうちの一人ですが、何かと事故が起こりやすい石油ストーブですから、あくまで推奨にはなりますが、安心安全に冬を越すためにも、季節の変わり目のうちに確認しておきたいところです。

＜記事化協力＞
アイラップ公式Xアカウント（@i_wrap_official）

＜参考・引用＞
日本ポリエチレンブロー製品工業会「灯油かんパンフレット」

（山口弘剛）

情報提供元：おたくま経済新聞