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刺しゅうを趣味とし、作品をX(Twitter)に投稿している「みすず」さんには、ある悩みが。なんでも「趣味は刺しゅうです」と打ち明けて作品を見せると、毎回のように「思ってたのと違う」と言われてしまうのだとか。
一体なぜ?その理由は作品を見れば一目瞭然でした。投稿された写真に写っているのは、漫画「キン肉マン」のコミックス表紙を完全再現した刺しゅう作品。たしかに思ってたのと違うけど……すごい。
今回の「キン肉マン」をはじめ、みすずさんの作品は他ではなかなか見られないようなユニークなモチーフばかり。しかしながらその出来栄えはどれも目を見張るものがあり、刺しゅう技術の高さがうかがえます。
今作は2019年ごろに制作したもので、原作の中で特にロビンマスクとウォーズマンが好きだったことからモチーフとして選択。家事や仕事の合間に作業を進めて、3か月ほどの期間をかけて完成に至りました。
キン肉マンと言えば、当然筋骨隆々なキャラクターばかり。41巻の表紙も4人のキャラクターがポーズを決める複雑な構図となっていますが、体に浮きあがる筋肉の質感や、服や鎧の色づかいはまさにコミックスの表紙そのもの。作品タイトルや作者名までも、ばっちり再現されています。
さらになんと、サイズまでもほぼ実寸で作られており、みすずさんは作品を自分用のブックカバーとして使用しているのだとか。背表紙の文字ももちろん本物そっくりですから、いざキン肉マンを読もうとした時に、中身が違ってびっくりしたりして……。
なお、現在は「トランスフォーマー」にハマっており、次回は「バンブルビー」の変身前の車を刺しゅうしようと考えているとのこと。複雑な造形がどう表現されるかが気になりますが、これまたすごい作品になりそうです。
<記事化協力>
みすずさん(@misuzumurai)
(山口弘剛)
| 思ってたんと違うと言われる刺しゅう キン肉マンコミックス表紙を完全再現 | おたくま経済新聞 | 山口 弘剛