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ロングセラーの明治マーブルチョコレート。カラフルな色合いとカリッとした噛み心地で好きな人も多いと思いますが、そのマーブルチョコの色分けをエクストリームに全自動化してしまった装置がSNSで話題になっています。
マーブルチョコ色分け装置を爆誕させたのは、3Dプリンタを操る会社員のBBコリーさん。
「エクストリームにマーブルを仕分ける装置を作りました。よろしくお願いします」という一文とともに、その装置をX(旧ツイッター)にてお披露目。
透明な丸い筒がおうぎ状に並んだ上に、正面には色を識別して映し出すカラーセンサー。その上には円盤状の装置があり、上からマーブルチョコの筒を挿して投入できるという形。左手に付いているスイッチはマーブルチョコの蓋を取り付けて起動させるという手の込みよう。
マーブルチョコがカラーセンサーで仕分けされ、それぞれの筒へ収まっていく様子はずっと見ていられそう。出来上がりつつあるグラデーションに思わずにっこりしてしまいます。ただ、重心が上の方にあるため装置が大きくぐらつき倒壊してしまうことも。
エクストリームマーブル仕分け機の作品名は「賢くぐるぐるする」という意味で「i-SWIRL(アイスワール)」と名付けられています。それにしても技術の無駄遣い感が半端ない気がしなくもないような(誉め言葉です)。
この装置を作ったきっかけは、推しシンガーさんの影響なのだとか。1年くらい前に「今日はマーブルチョコを色ごとに仕分けて過ごしてました」的なツイートをしており、それをふと最近思い出して「これは現場解決しなければ」と決意したからとのこと。
問題に取り組むこと約1か月。緑と黄色、赤とオレンジなどは色識別センサーで測定すると似通った数値を出してしまい、ここの微調整に苦労されたそうですが装置は無事完成。エクストリームな動きをするマーブルチョコ仕分け装置は多くの人の心をわしづかみにしました。
ちなみに、仕分け終了後には正面のモニターに色割合が円グラフで表示されるという仕組みも。どうやら必ずしも均等に色が入っているわけではないということも分かってしまうようです。
「マーブルチョコに焦点を置いたオーディエンス印象とするため、マーブルチョコの梱包自体も作品操作に取り込む仕様としました。また、頭でっかちなビジュアルとすることで動作がダイナミックとなり、仕分けることへの価値よりも見て楽しむ価値を優先させたことを主張したデザインに落とし込みました」
BBコリーさんがこのように解説しているとおり、他のパッケージではどうやら起動しない様子。あくまでもマーブルチョコに特化している装置となっています。起動スイッチをマーブルチョコの蓋にしているところが一番のこだわりポイントなのだとか。
……もしかしてこの装置、お菓子でアート的な事をしている人が欲しがったりして。かくいう筆者も、ただ大味な動きで色分けされているのを見続けたいがために欲しいという気持ちがあったりなかったりするかも?3Dプリンタを持っている人は実際に作ってみるのも面白いかもしれませんね。
<記事化協力>
BBコリーさん(@BitBlt_Korry)
(梓川みいな)