ミスドの飲茶がはじまって、はや30年。もうそんなにたつのか、としみじみと感じてしまいます。子どもの頃は「飲茶」の意味も分からず、ミスドが中華を販売している様子に不思議な感覚を覚えておりました。

 そのミスドの飲茶30周年を記念して登場したのが今回紹介する、ミスド初の「カップ麺」です。

■ カップ麺「家で食べるミスドの汁そば」とは

 今回紹介するカップ麺「家で食べるミスドの汁そば」は、ミスド30周年を記念した、初めてのカップ麺です。しかも、ミスタードナツのショップのみでの限定販売品です(一部店舗をのぞく)。

 ということで、まずはミスドに向かい、「家で食べるミスドの汁そば」(テイクアウト専用:税込270円)を手に入れます。

 コンビニ等では手に入らないので、レア感がたまりませんが、それ以上に「ドーナツ」と「カップ麺」の持ち帰りという奇妙な組み合わせも今回ならでは。

■ さっそくつくってみた

 では「家で食べるミスドの汁そば」を作っていきます。

 中身は「麺(ノンフライ)」「かやく」「スープ」といったシンプルな構成。

 ノンフライ麺を使用することで、生麺のようなコシと、汁そばのような細麺が楽しめるとのこと。

 成分表をみると、「チキンエキス」「ホタテエキス」など、「汁そば」を構成する成分が入っているのがわかります。そして、製造所は「エースコック株式会社」と記載があります。

 お湯を注いで、待つこと5分……

 出来上がったら液体スープを入れて、完成です。

 見てくださいこの透き通ったスープと、細い麺。これぞミスドの「汁そば」。比較用に店舗で出されている「汁そば」の写真ものせておきます。

■ お味は?

 まず、食べる前に注目してもらいたいのが「お麩」。

 店舗でだされている商品には「お麩」が入っていないのですが、ミスドらしさということで「ドーナツ型」のお麩が入っているのです。これは確かにシャレが効いていて面白い。(お麩の味は甘くはありません)

 では食べていきます。うん、スープはチキンベースにホタテエキスがしっかり利いています。非常に透き通ったスープが、細麺によく絡む。お店の味を限りなく再現しているのがよくわかります。

 カップ麺に関しては、どの商品にも言えることですが、お店の味を完全再現とまではいかないまでも、結構頑張っている感じ。SNSでも「再現性高い」など評価は上々。

■ 案の定転売が始まる→ミスドも注意喚起

 限定品であり、かつコンビニでは手に入らないということで、何やら今後入手困難が予想されていますが、フリマサイトをのぞいてみると案の定「転売」がはじまっていました。

 価格は1つ1000円弱と割とお高め。5個セットともなると3000円を超えてしまいます。ミスドが近くにない地域では入手は難しいのかもしれませんね。とはいえ、食品は基本正規店から購入すべきもの。

 欲しいからといってフリマで購入して何かトラブルがあったとしても、完全自己責任です。なお、この件についてはミスタードーナツ側も把握しており、商品ページにて以下の注意喚起を行っています。

「家で食べるミスドの汁そば」につきまして、フリマサイトなどで、転売されている事例を確認しております。
食品の転売は、衛生的観点から品質・安全性をミスタードーナツでは保証いたしかねます。
他社サイトなどでお買い上げになった商品に関してミスタードーナツでは一切のトラブル・損失・損害について責任を負いかねます
(飲茶30周年企画 世界のスープ麺|ミスタードーナツより引用)

 ミスドは全国各地に店舗が存在しています。どーしても欲しい場合は頑張って店までいって、店舗で直接購入することを強くおすすめします。

<参考>
飲茶30周年企画 世界のスープ麺|ミスタードーナツ

(たまちゃん)

情報提供元: おたくま経済新聞
記事名:「 ミスド飲茶30周年記念のカップ麺ってどんな味?店舗限定販売のため早くも「転売」される→公式が注意喚起