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ぬいぐるみデザイナーとして活動する「せこなお」さんが、X(Twitter)で新作を発表しました。タイトルは「ちらり」。
その名前の通り、首を傾げるような形で物陰からのぞくふわふわの動物たちの姿がとってもキュート。構ってほしそうなつぶらな瞳に、思わず心をつかまれてしまいます。
制作のきっかけになったのは、「ぬいぐるみの置き場の提案」という発想。
言われてみればたしかに、ぬいぐるみの置き場所って数が増えてくると迷ってしまいますよね。「例えばオフィスのパソコン周りに、後ろからのぞく子がいたらお仕事をがんばれるのでは?」と考えたことからアイデアを広げていきました。
また、小さな生き物が小首を傾げてそっとこちらを覗く様はそれだけでとてもかわいいもの。こうした考えを組み合わせた末、物陰からのぞくがコンセプトのぬいぐるみ「ちらり」が誕生しました。
中でも、せこなおさんが特にこだわったのは「首の傾き加減」。なかなか思い通りののぞき具合にならず、もっともっとと傾けるために、何度も試作を繰り返したそうです。
せこなおさんの投稿で紹介されたラインナップは全6種類。うさぎっぽい「うさち」、いぬっぽい「いぬち」といった、動物をモチーフにした個性的なぬいぐるみたちは、苦労の甲斐もあってとてもかわいらしいデザインになっています。
のぞく仕草をしている「ちらり」とは、まさに目が合ったようにも感じられ、そこにぬいぐるみとのコミュニケーションが生まれそうな予感。ちょっとした隙間や物陰にそっと潜ませておくと、不意に目が合った瞬間、ほっこりとした気分になれそうです。
ちなみに、「ちらり」の今後の展望についてせこなおさんに聞いてみると「他にも仲間がたくさんいるという噂です。今後発見されるちらりが増えていくと楽しいですね」と含みのあるコメント。ふと気付けば、新たな動物がこちらを見ているかもしれませんね。
本作は西荻窪にあるカフェ&ギャラリー「HATOBA」にて8月26日から9月3日の期間限定で開催される個展「ハグミー」にて、展示・数量限定で販売予定。「ベイビーイエティ」や「ベイビーネッシー」、「なつかない猫」といった作品も購入可能とのことです。
<記事化協力>
せこなおさん(X(Twitter):@sekonao / HP:SEKONAO WORKS)
(山口弘剛)