熱烈なファンを多く抱えるロングセラー商品「金ちゃんヌードル」より、発売50周年を記念した「金ちゃんヌードル味焼そば」が登場しています。

 発売日は7月10日と少し前なのですが、なかなか手に入れることができず……。それがようやく手にはいったので、食べてみた感想など紹介していきます。一体どんな味わいなのかな?

■ 金ちゃんヌードル味焼そばとは

 「金ちゃんヌードル味焼そば」(225円)は、「金ちゃんヌードル」でお馴染み徳島製粉より発売された、「金ちゃんヌードル」発売50周年記念商品。

 「金ちゃんヌードル」は西日本を中心に販売されているため、馴染みのない方も多いかもしれません。とはいえ近ごろでは、熱烈なファンたちの影響もあってか、関東のスーパーやドラッグストアなどでも目にする機会が増えています。

 そんな、「金ちゃんヌードル」の新商品である「金ちゃんヌードル味焼そば」。金ちゃんヌードル味の焼きそばとは?普通のソース味のカップ焼きそばとはどう違うのでしょうか?どんな味わいなのか、気になったので購入してみようと探すこと半月……。なかなか見当たりません。

 しかしようやく、某ディスカウントストアで販売されていたので購入。早速食べていきます。

■ 金ちゃんヌードル味焼そばの作り方

 カップ焼きそばといえば断然「ペヤング」「U.F.O.派」の筆者にとって、この「金ちゃんヌードル味焼そば」は当然ながら初めてになるわけです。そして作り方もまだわかっていないので、色々調べていきます。

 内容量100gで、エネルギー492kcal。500kcal以下という、わりと控えめなエネルギー量。お湯をそそいで、3分で完成するというのは、他社製品とほぼ同じですね。

 ラッピングをあけると、見た目は「U.F.O.」に似ています。お湯を捨てる「湯切り」もついていました。

 中身を見てみると、「麺」「かやく」「ソース」といったシンプルな構成。「ソース」は液体ではなく粉末になっています。

 まず「かやく」を出します。味付卵、味付えび、味付豚肉、味付椎茸といった何処かで見た内容。そうです「金ちゃんヌードル」とほぼ同じなのです。

 焼きそばだから「キャベツ必要だろ」と言いたいところではありますが……。

 ではお湯を注いで、3分。湯切りからお湯を捨てます。ちなみに、わかっているとは思いますが「ソース」は後入れです。先にいれてしまうとお湯と一緒にソースが捨てられてしまい、味がなくなってしまうという「あるある事故」は、他社商品同様。

 お湯を捨てた後、「ソース」を混ぜていきます。粉末状のせいか、液体に比べ麺との絡みがあまりスムーズではないかんじ。また、混ぜ具合によってはムラができてしまうので、よくまぜる必要がありそうです。

■ 味は「金ちゃんヌードル味」に全振り

 では、実際味わいはどうなのでしょうか。早速食べていきます。

 いただきます、パクリ。

 うん……これは「金ちゃんヌードル」の味ですね。思いっきり焼きそばのつもりで食べていたのですが、味は「金ちゃんヌードル」です。それもそのはず、商品名は「金ちゃんヌードル味焼そば」です。

 焼きそばというよりも、思いっきり「金ちゃんヌードル味」に全振りしており、焼きそばの味としては控えめ。わかりやすく言えば、「金ちゃんヌードル」の汁なしバージョンといった感じでしょうか。

 そもそも、入っている「かやく」等が金ちゃんヌードルですので、匂いも味も「金ちゃんヌードル」そのもので、なんだか不思議な焼きそばです。

■ マヨネーズを入れてみると……

 筆者が他のカップ焼きそばで好んで行っている「マヨネーズ」を混ぜるという行為を、「金ちゃんヌードル味焼そば」でも試してみました。

 すると、マヨネーズ自体は美味しいのですが、味のベースが「金ちゃんヌードル」ですので、なんだか違和感。無理なトッピングはしないほうが良いかもしれませんね。

 なお、「金ちゃんヌードル味焼そば」の販売エリアは一応全国になってはいるものの、やはり場所によっては入手が難しいもよう。今回筆者が購入したエリアは、在住している静岡県ですが、静岡はかねてより「金ちゃんヌードル」が強く根付いている地域。こうした事情もあり、比較的購入しやすいという好条件がありました。

 よって出会えない地域の方が多いかもしれませんが、ポジティブに考えれば出会えたら奇跡。発見された方はぜひとも食べてみてください。

<参考>
金ちゃんヌードル味焼そば

(たまちゃん)

情報提供元: おたくま経済新聞
記事名:「 「金ちゃんヌードル味焼そば」食べてみた結果→「金ちゃんヌードル」に味を全振りしてた