近ごろでは「昭和レトロ」に続いて、平成時代の文化も「平成レトロ」と呼ばれはじめています。正直なところ、あまりに速い時の流れに衝撃しかありません。そして都度「あの頃は良かった……」などと思い出補正にふけるわけです。

 そんな「レトロ」で懐かしい商品がまたまたグッズ化され、「昭和」「平成」を謳歌した筆者世代は見逃せない事態となっています。それは「懐かしいロッテのガム」をモチーフにしたグッズ。これはおっさん・おばさんホイホイだ……!

■ ロッテ チウインガムとは

 「ロッテ チウインガム」とは、かつて「ロッテ」から発売されていた「板ガム」。現在はタブレット型のガムなどが主流となって、販売されておりませんが、実は度々復刻しています。

 その板ガムの中からグッズ化されたのは「ブルーベリーガム」、「コーヒーガム」、「ジューシー&フレッシュガム」、「梅ガム」、「クイッククエンチーCガム」。カプセルトイ「ロッテ チウインガムポーチ 復刻デザイン」として6月から登場しています。価格は1回400円。

 「梅ガム」については、発売されたのが1976年ですので、47年も前。また、「コーヒーガム」は昭和38年(1963年)生まれですので、60年の歴史があります。つまり知っている方は、40歳以上であることは確定です。

 ということで、さっそくガチャをまわしてみます。狙うは「コーヒーガム」です。まず1回目をガチャ!

 最初に出てきたのは……黄色。つまり「ジューシー&フレッシュガム」。こりゃぁ先が長そうだ。

■ コーヒーガム狙いで回した結果

 種類は5種類ありますので、単発で「コーヒーガム」を狙うには、5分の1という確率です。しかし、今回は持っていた。最強の運というものを。見事に2発目で引き当てた!!

 実は今回回しているガチャは、何店舗もまわってようやく見つけた1台。つまり、このガチャに出会えたこと自体が「奇跡」。そう考えると、この引きは凄い確率ということになるわけです。

■ 「ロッテ チウインガムポーチ」は、どんなもの?

 さて、ガチャの意義は「回した瞬間」にあり、その後の楽しみはそこまで重要に感じない人もいるかもしれませんが、最近のガチャはそうはいかない。引いた後でも「ちゃんと使える」それが売れる「ガチャ」のセオリーです。

 当然今回の「ロッテ チウインガムポーチ 復刻デザイン」もそうであるはず。そんな自己主張はさておき、さっそく開けてみます。パカ。

 ポーチというだけあり本来の「チウインガム」よりは大きいものの、「ポーチ」として本当に使えるのか?確認してみます。

 「ジューシー&フレッシュガム」は、手のひらほどの大きさ。予想より小さい……。

 そして「コーヒーガム」もやはり同じ大きさ。ポーチとしては小物入れ程度の活用法になりそうです。

 ただこのデザインのインパクトは強い。あのガムのポーチとなるとやはり、世代的には「ゾクゾク」してきます。

 さて、これが本当に「ポーチ」として使えるのかどうか。問題はそこですので、試していきたいと思います。

■  「ロッテ チウインガムポーチ」として使えるの?

 大きさ的には筆記用具入れが妥当だろうか?ひとまずボールペンやシャープペンシル、消しゴムなどといったものをごっそり入れてみたところ……。

 意外に入るじゃん。これ絶対溢れるだろうと見込んでいましたが、思いのほか入りました。

 もう一つの「コーヒーガム」のほうは、「のり」「ホッチキス」などを入れてみます。いままで机の中にゴチャゴチャと散らかっていたこれら文房具が見事に収納できました。

 いろいろ入れたポーチを飾ってみると、思わずニヤリとしてしまいます。やはり世代だからでしょうか。

 新しい文化やスタイルも取り入れるのも良いですが、こうした古く懐かしい商品を見て、あの頃を思い出すというのも乙ですね。

 筆者はこのガチャをみつけるのに、5店舗ぐらい巡ったので、入荷している店はかなり限られるかと思います。欲しいかたは見つけ次第、ゲットしてください!そんな方は、たぶん同年代です。

<参考>
ブルーベリーガム・梅ガム復刻時のプレスリリース
コーヒーガム復刻時のプレスリリース

(たまちゃん)

情報提供元: おたくま経済新聞
記事名:「 知っていれば「オッサン確定」 懐かしすぎるガムのポーチガチャ買ってみた