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古代メキシコで栄えたマヤ文明のことが「ざっくり」わかる本、「知られざるマヤ文明ライフ」が誠文堂新光社から7月12日に発売されます。価格は税込1760円です。
マヤ文明は、メソアメリカの中で特によく知られている文明の1つ。メソアメリカとはメキシコ南部からグアテマラやベリーズ、エルサルバドルの全域、さらにホンジュラスやニカラグア、コスタリカの一部を含む中部アメリカで興った古代都市文明圏をさします。
そこではかつて、高度な天文知識や建築技術を備えたマヤ人たちが、王を中心に神を信仰して栄華を誇りました。
「知られざるマヤ文明ライフ」の著者は、各種メディアや講演会を通して土偶や縄文時代の魅力を発信している譽田亜紀子さん。本書では王や貴族の暮らしだけではなく、市井の人々の生活を豊富なイラストとともに紹介しています。
「王や貴族は何を食べていたの?」という項目では、王様も愛飲していたというカカオドリンクを紹介。マヤのカカオドリンクは、カカオをすりつぶし、そこに水やハチミツ、トウガラシなどが入っており、支配者層だけが飲める特別な飲み物だったといいます。
ピラミッドの役割などについて語られているのは「ピラミッドはなんのために造られたの?」という項目。王の権威の象徴であり、儀式を行う場であり、お墓でもあるそうです。なくてはならない場所であったと紹介されています。
その他にも「個性豊かなマヤの神さまたち」、「巨大なピラミッドをどうやってつくったのか」、「マヤの王さまの驚くべきお仕事」、「庶民はどんなものを食べて暮らしていたのか」など、古代マヤの日常生活に迫った一冊となっています。
情報提供:株式会社誠文堂新光社
(佐藤圭亮)