コンビニや本屋など、お店の外にある傘立てに傘を置いていたら無くなっていた!という経験をした人も多いのではないでしょうか。

 このような人にオススメのアイテムを食品サンプル愛好家のkanapeiさんが考案。Twitterに投稿すると、「これはもっていかんw」「逆にほしい」などと声が寄せられ、絶賛されています。

 そのアイテムの名は「絶対に持っていかれない傘」。

 「絶対に持っていかれないし、自分でも持っていたくないデス」というコメントと共に投稿された写真には、傘の柄の部分に納豆ご飯(の食品サンプル)が、べっとり付いています。こ、これは……触りたくもない。

 あらためて写真を見てみると、驚くほどリアル。納豆の糸も再現されていて、精神的には触りたくない気持ちにさせられます。持ち主の人に「使っていいよ」と言われても、躊躇してしまうレベル。むしろ断る人の方が多いかもしれません。

■ 本人は傘を持っていかれたことはない

 kanapeiさんにうかがうと、「絶対に持っていかれない傘」の発想は納豆の食品サンプルを作った時に生まれたそうです。

 想像以上にリアルに気持ち悪く出来上がったので、「このリアルさを活かせないか」と考え閃いたそうです。ちなみにkanapeiさん自身は傘を持っていかれたことはないとのこと。

 今回のアイテムを作る上で大変だったことは、実用的で普段でも使えるように「納豆ご飯が取れてしまわないようにする」こと。他にも「リアル感を大切にする」という点。どちらも高い水準で作らなければいけないため、難しかったといいます。

■ 気持ち悪さに全力投球

 こだわった点は「使い心地を度外視して、気持ち悪さに全力投球しているところ」とkanapeiさん。おかげで「正直、いろんな意味で使いにくいと思います」と本音もポロリ。

 一見するとマイナスな言葉のようにも思えますが、この商品にとってはそれがセールスポイント。今後は「絶対に持っていかれない」をシリーズ化させ、財布やカバンにもべったり付けたいそうです。

<記事化協力>
kanapei@食品サンプル愛好家さん(@kanapei_fflab

(佐藤圭亮)

情報提供元: おたくま経済新聞
記事名:「 触りたくもない…… 食品サンプル愛好家が考案「絶対に持っていかれない傘」