本格的な夏を目前に、日を追うごとに気温が上昇していくのを感じる今日この頃。この暑さに参ってしまったのは、人間や動物だけではなかったようです。

 ツイッターユーザー「MUYU」さんが投稿した画像には2体のガンプラ「ガンキャノン」と「ガンタンク」が写っていますが、なんと両者の象徴とも言える肩部のキャノン砲が溶けてぐにゃりと曲がってしまっています。これでは弾は発射できなさそう……。

 ガンプラ製作はコロナ禍以降の趣味として始め、キットを用いたネタ作品を中心にSNSに投稿しているMUYUさん。

 今作もそんなネタ枠のひとつとなりますが、以前は「ファイブスター物語」のガレージキットを作ったり、紙粘土でジブリのキャラを造形したりと、ミキシングやスクラッチの確かな技術を有しています。

 作品を作る際は常に「自分がやったら楽しい」をモットーにしており、今回のアイデアも暑さの中でネタを考えている際に、「ダレた砲身を付けたら面白いかな?」と、ふと閃いたものなのだそう。

 144分の1スケールのキットに、紙粘土で作ったという曲がった砲身を取り付けて完成。というお手軽改造にはなりますが、背景が黒であったり、うつむき加減のガンキャノンが、より一層の「暑さでどうにもならない感」を引き立てているように感じます。

 なお、作品が投稿された5月18日は、福島県伊達市で最高気温36.2度を記録するなど、全国的に異例な暑さを記録。この影響もあってか、作品にはMUYUさんの予想を超える大きな反響がよせられています。

 こうも暑ければ、ジオン軍との戦闘も一時休戦とせざるを得ないでしょう。

<記事化協力>
MUYUさん(@MUYU13169073

(山口弘剛)

情報提供元: おたくま経済新聞
記事名:「 酷暑にモビルスーツもお手上げ?ガンキャノンとガンタンクの肩部砲がぐにゃり