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「味噌カツ」「あんかけスパ」など名古屋めしといえば数多くあるのですが、「台湾ラーメン」も忘れてはいけません。名古屋なのに台湾?なんとも不思議なネーミングは名古屋らしい。
そんな「台湾ラーメン」の人気店「味仙」の台湾ラーメンが、名古屋駅で販売されていたので、すかさず入手。今回その「味仙」の台湾ラーメンを作ってみました。はたしてオリジナルの味に近いものなのでしょうか。
台湾ラーメンとは、名古屋の今池にある台湾料理店「味仙」という店が発祥とされる辛いラーメン。ニラ、長ねぎに加え、たっぷりの豚ひき肉が入っているのが特徴です。
発祥は「味仙」なものの、その後徐々に名古屋の街に広まり、現在では名古屋全域でさまざまな「台湾ラーメン」を食べることができます。
たとえば本文中に挿入しているラーメンの画像もそう。味仙のものではありませんが「台湾ラーメン」として扱われています。
今回入手したのは、「味仙本店」が監修したインスタントの「台湾ラーメン」。筆者は1000円(税抜)で購入することができました。
インスタントとはいえ「味仙」という名前がついている以上、味仙の味に近づけてもらわなければなりません。一体どれほどなのでしょうか。
パッケージをあけると、麺やかやくが登場!箱に入っているだけで、普通のインスタントラーメンより豪華に見えるから不思議です。本当に「これからラーメンを作るんだ」という気持ちにさせられます。
ただし、麺は「乾麺」であり「生麺」ではないという点は個人的に少し残念なところ……。
作り方は簡単、麺をゆでて、別に用意したスープの中に麺を入れる。ただそれだけだ。
さっそく沸かしておいたお湯で麺をゆで、別の小鍋に水・スープを入れて用意しておきます。パッケージの作り方説明ではスープを用意するときに「かやく(ニラ)」も入れるよう書かれているのですが、あえてここは後入れに。
麺がゆであがったら、お湯から取り出してスープにIN!最後「かやく(ニラ)」を入れて出来上がり……って、あ、あれ?こんな感じだったか!?
その印象の根源は、具材でした……。本家「味仙」を食べたことがある方ならばこの違和感に共感をもってくださるはず。なんだか少なめで微妙な量。ホンモノは、ニラももう少しボリューミーだった気が……。
そして、ひき肉はいずこに……。探してみるとスープの中に沈んでしまっていました。うまく取り出せば「盛り付け例」のような具合に仕上がるはず。ただ、スープの袋に一緒に入っているという以上、残念ながらひき肉のみをかき集めるのは困難です。
見栄えについてはインスタントなので、まぁしょうがないのかな、というレベル。気を取り直して味の確認を。味が「味仙」であるかどうかですが……うん、これは確かに味仙の台湾ラーメンの味です。
独特のひき肉の味わい、麺のコシそしてスープのパンチ。昔名古屋にすんでいたころ、2次会・3次会のあとのシメでよく食べたのですが、これがまぁ本当にキマるわけです。
ただしホンモノに比べ「辛味」が弱く感じたのは気のせいでしょうか。スープをごくごく飲むことも苦ではない。ある意味そのへんをマイルドに仕上げ、食べやすさを意識したのかもしれません。
今回名古屋で入手した「味仙台湾ラーメン」。お土産コーナーなどで取り扱われていますので、もし名古屋に旅行に来てお店の方で食べそびれた方は、是非オススメしたいそんなインスタントラーメンでした。
<参照>
コーミ株式会社「味仙台湾ラーメン」
(たまちゃん)