草食動物ゆえ、警戒心が高いことで知られるうさぎ。ペットとしてお迎えをしても、なついてくれないことがしばしばありますが、そんな常識を忘れてしまうほど、飼い主さんにべったりな姿を披露したのはロップイヤーの「むみ」くん。

 ツイッターに投稿された動画には、横になる飼い主さんの側に歩み寄り、添い寝するようにごろんと寝転がるむみくんの姿が。目を閉じて、居心地良さそうにしている様子は、なんとも癒やし感たっぷり。

 動画の撮影当時は9歳だったむみくん。「昔から賢いところがあり、普段ほとんどイタズラをしないのに、人間の気を引きたい時だけやってはいけないことをする節がある」という、あまのじゃくな一面を持っていたようですが、高齢になってからは一転して甘えん坊に。こうした腕枕は8歳ごろからよく見せるようになったのだそう。

 そのきっかけとなったのは、コロナ禍において飼い主さんの在宅勤務が増えたこと。床に座って仕事をしている時は足元にくっついて眠るなど、いつも近くにいられることがうれしかったのでしょう。初めて添い寝をするようになってからは、毎日のように寄り添ってくるようになりました。

 そんなむみくんですが、実は2022年8月、10歳5か月という大往生で虹の橋を渡りました。今回の動画は過去に撮影したものを再掲した形になりますが、「自分の人生の中で、うさぎさんにこんなに好かれた時間があったというだけで、かいぬしは幸せです」と、つぶやきを添え、その思い出は今も飼い主さんの心の中で生き続けている様子。

 そして、むみくんには「みる」くんという息子がおり、もちろん飼い主さんと共に生活しています。みるくんも頻繁ではないもののお父さんと同じように、飼い主さんの腕枕で休む姿が見られるのだとか。みるくんはまだ1歳ですが、そんなお父さんの姿を見て、飼い主さんに信頼を寄せていることでしょう。

<記事化協力>
むみすけさん(@mumisuke36

(山口弘剛)

情報提供元: おたくま経済新聞
記事名:「 癒やし感あふれるうさぎの添い寝 飼い主を信頼しきっている姿にほっこり