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昭和生まれのゲーマーなら思わず、ノスタルジーを感じてしまう4枚の写真がツイッターで注目を集めています。
見るとそこには、ガラス張りのショーケースの中にファミコンやディスクシステムのソフト、そして攻略本がズラリと並んでいます。そうそう、昔は購入するソフトを店員さんに取ってもらっていたんですよね。懐かしい……。
この光景を「昭和時代の常識」というつぶやきと共に投稿したのは、ゲームに限らず80~90年代のレトロなものを収集することを趣味としている「堕天使☆十六夜」さん。
そう、つまりこれらは昭和に撮影されたものではなく、十六夜さんの自宅にあるコレクションを一部撮影したもの。以前、昭和をテーマにしたトーク番組を見ていた際、「当時のゲーム店をイメージしたディスプレイに共感してくれる人はどのくらいいるかな?」とふと考えたことがきっかけで、ツイートしてみることにしたのだそう。
それにしても、この再現度はお見事。ファミコン世代ドストライクだという十六夜さんの記憶の中にある、80年代のゲームショップやデパートのおもちゃ売り場をイメージしているそうで、大事にしているのは「懐かしさとワクワク感」。
ただ並べるだけでなく、角度をつけてナナメに陳列したり、平積みしたりと、見せ方を工夫しているほか、手作りのPOPやドット絵を再現したアイロンビーズが置かれるなど、細部へのこだわりが満載。
たとえ買わなくても、眺めているだけで楽しかった”あの頃”の思い出がよみがえるようなディスプレイには、十六夜さんのレトロゲームに対する愛を感じずにはいられません。
まさに「古き良き時代」を表現した投稿には「この陳列の仕方はやばい……泣ける……」「買ってもらえないから試遊台で延々と遊んでいました」など、昭和世代のゲーマーたちから当時を懐かしむ声が相次いで寄せられています。
今となってはショーケースに飾られるのはハードや周辺機器が中心で、新品ソフトはサンプル販売やDL販売が主流。こうしたソフト現物の陳列はめっきり見られなくなりました。
ハードやソフトの進化と共に、ゲーム店も変化していくことはやむを得ないことではありますが、十六夜さんにはいつまでも、この「昭和のゲームショップ」の陳列にこだわり続けてほしいですね。
<記事化協力>
堕天使☆十六夜さん(@retro_izayoi)
(山口弘剛)