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「いまだにこれの事、カセットとよんでしまうスーファミ世代です!」と、声をあげたのは、ツイッターユーザー「Paltina(パルティナ)」さん。
添えられた写真を見ると、そこにはニンテンドースイッチ用のソフトが4つ、いわゆる裸の状態で無造作に置かれていますが……え?これ、「カセット」ですよね?違うの?
そう感じた方はきっと80年代以前生まれ。実はニンテンドースイッチ用のソフトは、公式HPによると「ゲームカード」と呼ばれており、残念ながら「カセット」という表記はどこにもありません。ちなみに似た形状の「ニンテンドー3DS」や「PSVita」のソフトは、そのまま「ソフト」と表記されていました。
普段はツイキャスにてゲーム配信を行っているというパルティナさん。その中でゲームカードのことを「カセット」呼びしていたところ、リスナーさんからツッコミがあり、「もしかしたら今は違うのかな」と思ったことが投稿のきっかけだったとのこと。
同社のゲームソフトが正式に「カセット」と呼ばれていたのは、どうやらスーパーファミコンまでのようで、後発のニンテンドウ64は「カートリッジ」に。以降ゲームキューブやWiiではディスク媒体が使われるようになったため、「カセット」呼びはすっかり廃れていった模様。
ところが、ニンテンドースイッチになると、ソフトは再び本体にガチャっと挿入する形式に。もちろんファミコンやスーパーファミコンとは形も方法も異なりますが、ついつい「カセット」と呼んでしまう気持ち、昭和生まれの筆者としても、なんとなくわかる気がします。
それはツイートを見た多くの方にとっても同じであったようで、コメント欄には「カセットでしょ」「え?カセット以外なんて言うんですか?」といった同意の声が多数。中には「うちの子もカセットって呼んでますw」と、まさかの報告も。
こうした声に対し、パルティナさんは「本当に驚き、そしてうれしかったです。カセット呼びの方もたくさんいたので、やっぱり子どもの頃から慣れ親しんだ『ファミカセ』時代の名残が残っているのかなと思いました」と、感激の気持ちをコメント。
今回のつぶやきをきっかけに「ゲームカード」という正式名称を知ったようですが、「何十年もカセットよびだったので今更変えられなくて(笑)。おそらくこれからもカセット呼びだと思います」と、レトロゲー愛を貫くことを宣言。正しさも大事ですが、やはり伝わることが大事ですよね。
<記事化協力>
Paltinaさん(@Paltina5)
(山口弘剛)